2025-07-31 コメント投稿する ▼
「刺青」「帰化人」問題を直言 戸田市議・河合ゆうすけ氏が問う“本当に大事なこと”
河合ゆうすけ氏が問題提起 刺青と帰化人の参政権をめぐる発言に賛否
埼玉県戸田市の市議会議員・河合ゆうすけ氏が、熱海市長選挙に関するSNS投稿を通じて、立候補予定者に対する問題提起を行い、ネット上で注目を集めている。河合氏は7月31日、自身のX(旧Twitter)アカウントにて、次のように発言した。
徐浩予さん、刺青入っているようで、、熱海市長選挙こんなので大丈夫でしょうか?帰化人にも参政権を認めるべきでない!!
この投稿は一部で「差別的」との声も上がった一方で、「正論だ」「政治家が言いにくいことを代弁してくれている」と支持する声もあり、議論が広がっている。
外見や国籍の問題は“避けて通れない”
河合氏が言及したのは、熱海市長選挙に関連して名が挙がる人物・徐浩予氏の見た目に関する問題だ。SNS上では、徐氏の腕に写った模様について「刺青ではないか」とする意見が出ており、河合氏はそれを引用する形で言及。多くの地方自治体では、過去の風評や市民感情を考慮し、刺青に対して一定の慎重な態度をとる文化があるのも事実だ。
「市民の代表として立候補する以上、外見や態度も問われて当然だ」という意見は根強く、河合氏の問題提起は「一般市民が感じている違和感」を代弁したともいえる。
「帰化人の参政権」問題を改めて考える
河合氏が言及したもう一つの論点は「帰化人の参政権」に関するものである。現在の日本では、帰化した者には日本国籍が与えられ、選挙権も被選挙権も保障されている。しかし近年、帰化人の政治参加をめぐる議論が各地で浮上しており、「国のルーツを持たない人が自治体の長になるのはどうなのか」という声もある。
河合氏の投稿は、こうした市民感情を背景にした“制度の再検討”を促す意図も含まれていると見られ、「国籍や帰属意識をどこまで重視するか」というテーマについて、社会に一石を投じるものとなった。
支持者「河合氏は本音を語っただけ」
SNSでは、
「刺青も国籍も、言いにくいことをはっきり言ってくれるのが河合さん」
「本来メディアや大政党が扱うべきテーマを、彼が単独で投げかけてくれた」
といった支持の声も目立つ。特に若年層を中心に、「偽善的なきれいごとばかりの政治にうんざりしていた」という人々からの評価が高く、「河合氏のような率直な政治家がもっと必要だ」との声も少なくない。
「差別」か「懸念の表明」か 議論は深まるか
一方で、帰化人や刺青に関する表現が“差別”にあたるのではないかという意見も根強い。こうした懸念に対して、河合氏の投稿を擁護する人々は「制度の矛盾や不安を訴えることまで封じるのは言論の自由の否定だ」と反論している。
実際、政治家が物議を恐れて避けがちなテーマに対し、あえて正面から向き合った河合氏の姿勢を評価する声も増えており、今回の発言が「タブーとされてきたテーマにメスを入れるきっかけ」になる可能性もある。
市民が選ぶべきは“感情”ではなく“論点”
河合氏の発言を通して、浮かび上がったのは「候補者の人格や背景に、どこまで目を向けるべきか」「国籍や文化的背景が自治にどう影響するのか」といった論点だ。こうした話題に直面したとき、市民は感情的な反応ではなく、冷静な議論を通じて自分の意見を深めていく必要がある。
本音で語る政治家の存在は、時に波風を立てる。しかし、それによって新たな議論が生まれるのであれば、民主主義にとって有益ともいえる。今後、河合氏がどのようにこのテーマに向き合い続けるのか、注目が集まっている。