2025-07-28 コメント投稿する ▼
小沢一郎氏「何を寝ぼけたことを」茂木敏充氏の“石破3アウト”発言に反発「退場すべきは自民党そのもの」
小沢一郎氏「何を寝ぼけたことを?」茂木敏充氏の“スリーアウト”発言に痛烈批判 石破政権だけでなく「自民党全体が退場すべき」
「スリーアウトは自民党全体」小沢氏が真っ向から反論
立憲民主党の小沢一郎衆議院議員が28日、自身のSNSを更新し、自民党・茂木敏充前幹事長の発言に対して痛烈な批判を浴びせた。茂木氏が自身のYouTube動画で石破茂首相の続投に疑問を呈し、「衆院・都議・参院選の3連敗でスリーアウトチェンジの状態だ」と述べたことに対し、小沢氏は「何を寝ぼけたことを言っているのか?」と反発。「スリーアウトチェンジなのは自民党そのもの」と切り捨てた。
小沢氏はこの投稿で、自民党の構造的問題に言及し、「みんなまとめて辞めるべきだろう。自民党政権の存続こそこの国を危うくする」と、石破首相個人ではなく、自民党という政権与党そのものが責任を問われるべきだとの考えを鮮明にした。
茂木氏の「ケジメ」論に込められた真意とは
茂木前幹事長は26日公開の動画内で、3連敗の敗因を「夢や将来像を語れなかったこと」と分析。続けて「このままでは自民党は浮上しない。何らかのケジメが必要」と語り、石破首相の進退や執行部の刷新に踏み込んだ。
動画では共演した鈴木貴子衆院議員も「ケジメを是とするのが日本人」と発言し、石破首相のリーダーシップ不足やビジョン欠如を間接的に批判。茂木氏は「リーダーも含めて主要メンバーを入れ替え、新たな体制で再出発すべきだ」と述べた。
しかし、この一連の“内部批判”に対して、小沢氏は「腐敗の中心が人ではなく組織構造そのものにある」として、「人を代えるだけでは何も変わらない」と断じている。
自民党内から続く「石破離れ」も…
茂木氏に限らず、自民党内では石破政権への不満が拡大しつつある。麻生太郎最高顧問や岸田文雄前首相も、石破首相の続投に慎重な立場を取っており、茂木氏の発言は「非主流派からの反乱」の一端と見る向きもある。
一方で、「石破氏個人の問題にすり替えようとしている」「責任逃れの論点ずらしだ」とする批判もあり、小沢氏の発言はそうした疑問を代弁する形になっている。
有権者の声
「スリーアウトは石破じゃなくて自民党全体でしょ」
「小沢さんの言う通り。自民党は末期症状にしか見えない」
「茂木さんは結局、他人事のように語ってるだけ」
「総選挙も負けた、都議選も負けた、参院選も負けた。何を守ろうとしてるのか」
「石破首相に責任を押し付けて、党内の刷新はしないのか?」
“内部批判”で再生なるか、国民の信頼取り戻せるのか
茂木氏の発言は、自民党再生への危機感の表れである一方、「本当に必要なのは政権交代では?」という国民の声が大きくなりつつある。小沢氏のように「組織の腐敗」を問題視する視点は、単なる政局批判にとどまらず、民主主義の健全な機能回復を求める訴えでもある。
いまや問題は、誰が政権を担うかではなく、政党が国民の信頼にどう向き合うか。“ケジメ”とは顔ぶれを変えることではなく、組織全体の体質をどう改革するかにかかっている。