枝野幸男氏が埼玉5区で接戦「新聞の情勢調査以上に厳しい」地元不在と高市旋風が不安材料

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枝野幸男氏が埼玉5区で接戦「新聞の情勢調査以上に厳しい」地元不在と高市旋風が不安材料

中道改革連合の枝野幸男氏が埼玉5区で接戦を強いられています。立憲民主党の創設者として知名度を誇る枝野氏ですが、2026年2月5日にYouTubeで「新聞の情勢調査以上に厳しい選挙になっている」と危機感を表明しました。当選11回を誇るベテラン議員が、地元不在の選挙戦と高市早苗首相への追い風という逆風の中、自らの牙城を守れるかが注目されています。

公示前は自民候補がリード


総選挙公示前の2026年1月4日から8日にかけて行われた自民党の情勢調査では、自民党新人の井原隆氏が40.9%に対し、枝野氏は32.0%と約9ポイントもの差をつけられる驚きの結果が出ていました。これには関係者の間で衝撃が走りました。

しかし最近の報道各社の情勢調査では「横一線」「枝野氏やや優勢」などと報じられており、形勢が変わりつつあります。日本経済新聞の終盤情勢調査では、枝野氏が中道支持層の大半を固め、共産支持層の8割に浸透し、やや優勢と分析されました。埼玉新聞も枝野氏が知名度を生かし逃げ切りを図るとしています。

ただし枝野氏本人は2月5日の公式YouTube動画で「大変な追い上げを受け、新聞の情勢調査以上に厳しい選挙になっています。枝野はどうせ大丈夫でしょと言っていただく方もいるんですが、実態とは違います」と緊張を緩めない姿勢を示しました。

「枝野が地元に籠もって自分の選挙やってるようじゃダメだ、応援に行くべき」
「立憲の創設者が落選したら中道改革の意味がなくなる、踏ん張ってほしい」
「高市旋風で自民に追い風、枝野でさえ厳しいなら他の選挙区も危険だ」
「情勢調査より厳しいって言うなら本当にヤバいのでは」
「公明票次第だな、8割固めたって本当かどうか」

全国遊説で地元は留守


枝野氏の不安材料は、本人が地元にいないことです。中道改革連合の候補者の応援のため、全国各地を飛び回っています。地元を留守にしている間は、地元県議らが乗る選挙カー「枝野号」が選挙区を走り回っています。

枝野陣営は「立憲民主党の初代代表までやったのに、地元に籠もって自分の選挙をやっているようじゃいけないと思いますから」と説明します。枝野氏は地方へ応援に行く合間を縫って、地元で朝の街宣をやって新幹線に飛び乗って移動するような日々を送っています。枝野氏の妻はポスター張りで回りはするものの、基本的に街頭に立つことはなく、街頭演説は開けていないのが実情です。

2月6日、枝野氏は東京・調布駅前で東京22区の中道候補・山花郁夫前衆院議員の応援に駆けつけ、「新聞を見ると自民党が圧勝しそうで元気をなくしている人がいますが、実は全部接戦なんです。本当の大激戦というところだけで50選挙区くらいある。うち(埼玉5区)もそうなんで、選挙区帰りたいんですけど(笑)」と笑いを誘いました。

街頭演説後の直撃取材では「そう言わないといけないでしょ。ちゃんと最後は勝ち抜きます。そのつもりです。じゃなきゃ、(ここに)来ません」と笑顔で応えました。

高市旋風が逆風に


また、圧倒的な知名度を誇る枝野氏は風頼みの都市型選挙で当選を重ねてきました。自民党のような強固な後援会組織があるわけではないので、風によって選挙結果が左右されます。高市早苗首相の高い支持を背景に高市旋風が吹き荒れるなか、今回は逆風の中での選挙になることも不安材料です。

高市首相は2月3日、さいたま市内での演説で「予算委員長だって野党だし、大臣がいくら手を挙げても私ばっかり当たる」と不満を示しました。衆院予算委員長を務めていた枝野氏を念頭に置いた発言です。

公明票が勝敗の鍵


これまでの選挙と決定的に異なるのが、公明党と立ち上げた新党・中道改革連合からの出馬になったことです。枝野陣営は「立憲と公明の選対を一つにすることはできないので、これまで通り、お互いに得意なことをやっていきましょうという感じです。公明党さんの支持者についてはほとんどおまかせをしている状態です」と説明します。

公明党の候補者は全員が比例区からの出馬となったため、支持母体である創価学会は選挙序盤は比例票の呼びかけに力を入れていました。しかし数日前からは小選挙区での集票にも力を入れるように変わってきたといいます。枝野陣営は「中盤から公明党を支持される方の必死さがひしひし伝わってくるようになりました。公明党主宰の集会に枝野が呼ばれるようにもなりましたから」と語ります。

終盤情勢調査では、枝野氏は公明支持層の8割を固めてきたとされています。公明票をどの程度集めるのかも勝敗を大きく左右することになるでしょう。

自民候補は宇宙飛行士選抜50人に


枝野氏を猛然と追い上げているのは、自民党の井原隆氏です。井原氏は東大大学院を卒業後、東芝ソリューションに入社。トヨタ自動車への出向などを経て、さいたま市議を10年務めた異色の経歴の持ち主です。2022年にはJAXAの宇宙飛行士選抜に応募し、4000人を超える応募者の中で50人にまで残りました。

2月3日には高市首相が埼玉県に入り井原氏と一緒に街頭演説を行い、翌日には中曽根康隆氏も駆けつけました。6日には小泉進次郎防衛相も応援に入り、党を上げて追い上げを図っています。

井原氏本人は「メディアでは横一線ともやや優勢とも報じられていますが、その間を取ったところが今の情勢かと思っています。自民党にこれだけ追い風が吹いていても、まだ追いついていないのですから、やはり枝野氏の知名度はすごいと思います」と語りました。

もう1人の候補者、参政党の飯塚佳佑氏は「7月に子どもが生まれる予定で父親になります。小さい子どもの笑顔を守りたいと日に日に思うようになりました」と語り、少子化対策や外国人政策を訴えています。

衆議院選挙の投開票は2026年2月8日に行われます。立憲民主党の創設者である枝野氏が、高市旋風の逆風の中で自らの牙城を守れるか、注目が集まっています。

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2026-02-07 10:24:05(植村)

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