2025-10-05 コメント投稿する ▼
藤田文武「総理目指す人は毎朝参拝を」 靖国を外交カードにするな
藤田氏は、自民党新総裁の高市早苗氏による靖国参拝の是非について問われ、「外交問題にすべきではない」と明確に述べた上で、「本気で総理を目指す人は毎朝参拝したらいい」と語りました。 さらに、「僕は毎朝行っている」と明かしたうえで、政治家の靖国参拝を“日常として静かに行うもの”と位置づけました。 とくに「日常としての参拝」という言葉は、政治と信仰をめぐる繊細なテーマに一石を投じています。
「総理を目指す人は毎朝参拝を」藤田文武氏が語る靖国観
日本維新の会の藤田文武共同代表が5日のテレビ番組で語った靖国神社参拝に関する発言が、静かな反響を呼んでいます。藤田氏は、自民党新総裁の高市早苗氏による靖国参拝の是非について問われ、「外交問題にすべきではない」と明確に述べた上で、「本気で総理を目指す人は毎朝参拝したらいい」と語りました。この一言には、政治家としての信念と戦没者への敬意、そして「信仰と政治の線引き」を巡る日本的な感覚がにじみます。
「靖国参拝を政治利用するな」 藤田氏の一貫した姿勢
藤田氏は番組内で、靖国参拝が外交カードのように扱われる現状に疑問を呈しました。
「外交問題にするべきではない。極めて政治的に扱われてしまっている」と語り、慰霊の行為そのものが本来持つ静謐さを取り戻すべきだと訴えました。
さらに、「僕は毎朝行っている」と明かしたうえで、政治家の靖国参拝を“日常として静かに行うもの”と位置づけました。「私服で行くこともあるし、静かに参拝したい方なので集団で行くこともほとんどない」と語る姿勢には、派手な政治的パフォーマンスではなく、個人としての誠実な祈りの形が表れています。
「靖国を外交問題にした時点で日本は負けている」
「参拝は政治ショーではなく、感謝と祈りだ」
「総理を目指すなら、まず国の礎になった方々に礼を尽くすべき」
「そう思うならわざわざ話題にするな。擦り寄り気持ち悪い」
「政治家の靖国観が試されている時代だと思う」
SNSではこの藤田氏の発言に対し、「共感する」「筋が通っている」という賛意が多く寄せられました。とくに「日常としての参拝」という言葉は、政治と信仰をめぐる繊細なテーマに一石を投じています。
高市総裁の“適時適切”発言と保守層の期待
高市氏は昨年の総裁選で「首相就任後も靖国参拝する」と明言していましたが、今回は「どのように慰霊し、平和を祈るかは適時適切に判断する」とやや柔らかい表現にとどめています。これは外交環境への配慮と見られますが、保守層からは「毅然とした姿勢を貫いてほしい」という期待も根強くあります。
一方、国民民主党の古川元久国対委員長も「適時適切に判断するということであれば問題ない」と理解を示しました。野党の一部からも「外交カード化を避けるべき」という意見が出る中で、藤田氏の発言はその流れを後押しする形となりました。
「静かな祈り」と「国家の誇り」
靖国参拝をめぐる議論は、戦後日本の政治史における長年の焦点です。藤田氏が示した「静かに、日常として」という言葉には、過去の政治的対立を超えた“成熟した保守”の感覚が見えます。
外交的な緊張を避けながらも、国家としての誇りを持ち、犠牲者への感謝を忘れないこと。それをどう実現するかが今後の課題です。高市政権の下で、靖国参拝が「政治ショー」から「自然な慰霊」へと回帰できるかどうか、日本社会の成熟度が問われる局面にあります。