2025-04-30 コメント投稿する ▼
「同列に扱うべきでない」玉木代表が不倫報道に反論 平岩議員の離党届は受理せず
「同列ではない」玉木代表、不倫報道めぐり説明
国民民主党の玉木雄一郎代表は4月30日、自身のX(旧Twitter)を更新し、不倫報道が出た平岩征樹衆院議員(比例近畿)について、本人から提出された離党届を受理せず、党の倫理委員会での処分を見守る方針を明らかにした。
平岩議員は、既婚者であることや本名を隠したうえで、女性と交際していたことが週刊誌に報じられていた。これを受けて党は、彼の党員資格を無期限停止としている。報道では、平岩氏が交際相手に「独身」と偽っていたともされ、社会的な批判が高まっていた。
「私のケースとは違う」玉木氏が自ら言及
玉木代表自身も、2023年に週刊誌で元グラビアアイドルとの関係を報じられ、党内で3カ月の役職停止処分を受けた過去がある。今回の発信では、自らその件に触れ、「報道機関に不倫を類推されるような行為が、党代表としての注意義務に反したと判断され、処分された」と説明した。
そのうえで、「私の件は、相手方も憶測に基づく報道を否定しており、平岩議員のケースとは本質的に異なる」と述べ、「同列に扱うべきではない」との立場を強調した。
不祥事相次ぐ中、党の姿勢が問われる
党としては今回、平岩氏から提出された離党届を「けじめを回避しようとするもの」と受け止め、あえて受理せずに倫理委員会の正式な判断を待つ構えだ。党幹部の一人は「自ら辞めることで幕引きにすることは許されない。あくまで党の手で処分する」と語っている。
国民民主党は、「中道改革政党」を掲げており、政治とモラルの信頼性を売りにしてきた。だが、党幹部が続けて倫理問題を起こす現状に、有権者の視線は厳しさを増している。党内では、ガバナンスのあり方を見直す声も上がっている。
信頼回復なるか、課題山積の国民民主
今回の騒動を受け、党の今後の対応次第では、国民からの信頼回復にも大きな影響を及ぼすことになりそうだ。身内の不祥事への対処姿勢は、政治家の覚悟と組織の真価が問われる局面でもある。