2025-10-07 コメント投稿する ▼
小野田紀美「ご遺骨を故郷へ」護国神社奉幣祭で誓う“祈りと責任”
式典後、氏はSNSで「ご遺骨の収集帰還事業で日本へ戻られた方々の中にも、まだご家族のもとに帰れていない方が多い」と現状を訴えました。 戦没者の遺骨帰還事業は、長い年月をかけて続けられています。 小野田氏はその現状を「行政の仕事として終わらせるのではなく、人としての責任として続けるべきだ」との立場を示してきました。 小野田氏は、こうした「声にならない声」に耳を傾ける政治家として知られています。
岡山で護国神社奉幣祭 小野田紀美氏「ご遺骨がまだ帰れない現実を忘れない」
岡山選出の参議院議員・小野田紀美氏が、岡山縣護国神社で行われた終戦80年の臨時奉幣祭と秋季慰霊大祭に出席しました。秋晴れの空の下、参道には静かに頭を垂れる人々の姿。小野田氏も深く一礼し、亡くなられた方々へ祈りを捧げました。
式典後、氏はSNSで「ご遺骨の収集帰還事業で日本へ戻られた方々の中にも、まだご家族のもとに帰れていない方が多い」と現状を訴えました。そして、厚生労働省によるDNA鑑定申請の情報を共有する意向を示し、関心を持ってほしいと呼びかけています。
ご遺骨の収集帰還事業でご帰国いただけたご遺骨でも、ご家族のもとにお帰りいただけていないご遺骨がまだ多く存在します。
本呟きのツリーにご帰還の状況と厚労省のDNA鑑定申請について転載致しますので、よろしくお願いします。
戦没者の方々を故郷に帰すことは、今を生きる私たちの責務です。
時間が経っても、想いを風化させてはいけません。
人の命の尊厳を守る政治でなければ、国の未来も守れないと思います。
投稿の言葉は簡潔ながら、強い誠実さを感じさせるものでした。
帰還しても「帰れていない」現実
戦没者の遺骨帰還事業は、長い年月をかけて続けられています。海外の激戦地や旧戦域から発見された遺骨の多くは、国の手で日本に戻されました。しかし、DNA鑑定や身元照合が進まず、ご家族のもとに戻れない方々が今も数多くいるのが実情です。
小野田氏はその現状を「行政の仕事として終わらせるのではなく、人としての責任として続けるべきだ」との立場を示してきました。国会では、鑑定体制の強化や遺族への情報公開のあり方を問いかけており、現場の声を拾い上げようとしています。
「慰霊は過去ではなく今の政治の課題」
小野田氏の特徴は、慰霊を単なる式典参加にとどめず、政策の課題として扱う点です。奉幣祭に参列した後も、遺骨問題の情報発信を続け、厚労省の取り組みや申請状況を自ら整理して共有する姿勢を見せました。
慰霊とは過去を語ることではなく、今を生きる私たちの政治の責任を問うことだと思います。
その言葉どおり、SNSでの投稿には感情よりも「伝える責任」がにじみ出ています。現代の政治家に求められる説明責任を、静かな形で体現しているようです。
信念と現実をつなぐ政治家として
終戦から80年。年月とともに遺族の高齢化も進み、「誰の遺骨か分からないまま」という悲しみが残っています。小野田氏は、こうした「声にならない声」に耳を傾ける政治家として知られています。
式典後に会った関係者によると、小野田氏は一人ひとりに丁寧に言葉をかけ、遺族からの要望もその場でメモに取っていたといいます。派手な演説よりも、地道な聞き取りと調査を重んじる姿勢が印象的でした。
ご遺骨の帰還は数字では測れない、人の尊厳の問題です。戦争を知らない世代が増えるなか、国としての記憶をどう継承するか――。その問いに真正面から取り組む姿勢こそ、小野田氏の政治の原点なのかもしれません。
誰かの涙を忘れない。それが政治家としての矜持です。
小野田氏のその一言に、多くの人が頷いたといいます。慰霊と政治を結び、過去と現在をつなぐ姿勢が、いま改めて注目されています。