2025-09-29 コメント投稿する ▼
野口健氏「牧島かれん氏は進退に触れるべき」 小泉進次郎陣営のステマ問題が拡大
29日、アルピニストの野口健氏(52)が自身のSNSで見解を示し、事実関係を認めた牧島かれん=前デジタル担当相(48)に対して「会見を開き、進退に触れるべきだ」と厳しく求めた。 野口氏はこの問題について「ネットでの誹謗中傷が社会問題になっている中で、総裁選で組織的な誹謗中傷が行われていたことに驚愕している」と述べた。 SNS上でも批判が殺到しており、牧島氏の説明責任と去就を問う声が強まっている。
野口健氏「牧島かれん氏は進退に触れるべき」
自民党総裁選(10月4日投開票)を目前に控え、小泉進次郎=農林水産相(44)の陣営を直撃する「ステルスマーケティング(ステマ)」問題が拡大している。29日、アルピニストの野口健氏(52)が自身のSNSで見解を示し、事実関係を認めた牧島かれん=前デジタル担当相(48)に対して「会見を開き、進退に触れるべきだ」と厳しく求めた。
問題は25日に報道され、牧島氏の事務所が「ニコニコ動画」に小泉氏を称賛するコメントを投稿するよう陣営関係者に依頼したメールが存在すると明らかになった。例文には「総裁まちがいなし」「泥臭い仕事もこなして一皮むけた」などの肯定的な文言に加え、「ビジネスエセ保守に負けるな」と、高市早苗=前経済安全保障担当相(64)を揶揄するような表現も含まれていた。
小泉進次郎氏は謝罪、牧島氏は辞任
小泉氏は26日の会見で報道内容を認め、「知らなかったとはいえ総裁選に関わる事態で申し訳ない」と謝罪した。さらに「再発防止を徹底する」と強調したが、総裁選を続行する姿勢は崩さなかった。
一方、牧島氏は「事務所の判断で例文を送ったが、確認不足で行き過ぎた表現が含まれた」とコメント。小泉陣営の広報班班長を辞任した。ただし自身の議員としての進退には触れていない。
野口健氏が指摘する“組織的中傷”の深刻さ
野口氏はこの問題について「ネットでの誹謗中傷が社会問題になっている中で、総裁選で組織的な誹謗中傷が行われていたことに驚愕している」と述べた。その上で「牧島かれん氏は会見を開き、事実なら進退にも触れるべき」と主張。問題を個人の失言ではなく「組織的な政治不信」として捉えるべきだとの考えを示した。
「野党が叩かれるのは当然としても与党内で中傷は論外」
「牧島氏の責任を小泉氏が肩代わりしている構図は不自然」
「ステマ問題はネット社会の信頼を崩す」
「組織ぐるみでやったのなら議員辞職レベル」
「進退に触れないまま幕引きは許されない」
SNS上でも批判が殺到しており、牧島氏の説明責任と去就を問う声が強まっている。
デジタル担当相経験者への失望
牧島氏はかつてデジタル庁を率いたが、証拠の残るメールを複数に送信するという稚拙な方法が「元デジタル相らしからぬ」と失望を招いている。安全な情報管理や透明な発信を行うべき立場の人物が、自作自演的な情報操作を主導したことで、陣営全体への不信が広がった。
小泉陣営への影響と今後の焦点
情勢調査では、高市氏や林芳正=官房長官(63)が支持を伸ばす一方、小泉氏の支持率は後退。牧島氏の失策は「小泉人気」を支える足元を揺るがしており、投開票直前に致命傷となる可能性がある。野口氏の指摘どおり、牧島氏がどのような形で責任を取るのか、総裁選の結果とともに注目が集まっている。