2025-09-26 コメント投稿する ▼
牧島かれん氏、小泉進次郎陣営「ステマ要請」発覚で広報班長辞任
背景には、牧島氏の事務所から配信動画に対する称賛コメント投稿の要請メールが陣営内外に送られていたことが発覚したためだ。 牧島氏は、脅迫まがいのメールが自身の事務所に届いているとしつつ、「自民党再生に向けた論点を前面に出すべきであり、広報役ではなく本質的論戦を優先したい」と述べ、辞任を決断したと語った。
牧島かれん氏、広報班長辞任へ
自民党総裁選に立候補している小泉進次郎氏の陣営で、「総務・広報班」の班長を務めていた牧島かれん元デジタル相が9月26日、班長を辞する意向を加藤勝信財務相(選対本部長)に伝えた。背景には、牧島氏の事務所から配信動画に対する称賛コメント投稿の要請メールが陣営内外に送られていたことが発覚したためだ。
牧島氏は、脅迫まがいのメールが自身の事務所に届いているとしつつ、「自民党再生に向けた論点を前面に出すべきであり、広報役ではなく本質的論戦を優先したい」と述べ、辞任を決断したと語った。
陣営でのメール送信と陳謝
関係者によると、9月19日付のメールで、翌20日に行われる小泉氏の記者会見動画に対し、支持者らに称賛のコメントを投稿するよう要請する文言例を配布していたという。文例には、他の候補を批判するような表現も含まれていたという報道もあり、炎上を招いた。
これを受けて小泉氏は26日、会見で「責任は私にある」と陳謝。「陣営内で参考例の一部に過度な表現があった」と述べ、自身は直接関与していなかったと主張しながらも、再発防止を強調した。
牧島氏は「参考例を事務所が送ったが、私の確認が甘かった」とコメントし、責任を認める姿勢も見せた。
ネット上での批判と反応
X(旧Twitter)上では牧島氏のコメントに対し批判が相次いでいる。典型的な反応を5行にまとめると次の通りだ:
「つまり牧島かれんが内容にもステマにもゴーサイン出してるってことやん」
「ステマ自体がだめっていうことが分からないのかな?」
「議員として終わってるわ」
「責任を事務所のせいにする言い逃れが見え見え」
「ネットリテラシーがなさすぎる」
こうした反発は、政治家の発信責任とネット世論操作への警戒心を強めている現状を反映する。
影響と見通し
この辞任劇は、小泉陣営の運営・信頼性に傷をつけた。総裁選を巡っては候補者間の政策論争よりも広報戦略や情報操作の在り方が焦点化しつつある。支持者にも批判者にも、透明性と責任を問う声が高まりそうだ。
政治活動において有権者との誠実なコミュニケーションが求められる今、今回の事件は注意を促す教訓になる。今後、他陣営にも類似の情報操作がないか注視が強まるだろう。