2025-09-24 コメント投稿する ▼
牧島かれん事務所に「ステマ指示」疑惑 小泉進次郎陣営コメント操作で批判拡大
自民党総裁選に立候補している小泉進次郎=現職農林水産大臣の陣営で、**牧島かれん=元デジタル相の事務所から「ニコニコ動画にポジティブなコメントを書いて欲しい」とするメールが関係者に送られていた**ことが明らかになった。 牧島氏のSNSアカウントには説明を求める投稿が殺到し、コメント欄を閉鎖する事態にまで発展した。
牧島かれん事務所からの指示メール疑惑
自民党総裁選に立候補している小泉進次郎=現職農林水産大臣の陣営で、牧島かれん=元デジタル相の事務所から「ニコニコ動画にポジティブなコメントを書いて欲しい」とするメールが関係者に送られていたことが明らかになった。
メールには小泉氏を称賛する24パターンの例文が記載されており、「石破さんを説得できたのスゴい」「泥臭い仕事もこなして一皮むけた」などの文言が並んでいた。さらに高市早苗候補に対する中傷とも取れる内容まで含まれていたとされる。
牧島氏は小泉陣営で「総務・広報」を担当し、選挙戦の広報戦略に深く関わっている。今回の指示メールをめぐり、ネット上では「やらせ」「世論操作」との批判が殺到。牧島氏のSNSアカウントには説明を求める投稿が殺到し、コメント欄を閉鎖する事態にまで発展した。
牧島氏の立場と責任
牧島氏は父の故・牧島功元神奈川県議会議長が小泉家と近しい関係を持っていた経緯から、小泉陣営との関わりを強めてきた人物である。今回の「コメント指示」は、牧島事務所の名前が直接報道に登場したことで、単なる陣営内部の不祥事にとどまらず、牧島氏自身の政治倫理や資質を問う問題へと発展した。
陣営関係者によると、このメールは「広報活動の一環」と説明される可能性もあるが、匿名性の高い場で好意的な意見を装う手法はステルスマーケティングにあたり、公正さを欠くとの指摘が多い。広報と世論操作の線引きが曖昧なままでは、牧島氏の政治活動そのものへの信頼が揺らぐ。
世論の反応と炎上の拡大
疑惑が広がると同時に、SNS上では厳しい批判が続出した。
「牧島議員はステマの責任を取るべきだ」
「説明を逃げてコメント欄を閉じたのは不誠実だ」
「高市氏を中傷するコメント例まで作るとは最低」
「小泉支援よりも国民への説明を優先すべき」
「辞退論が広がるのは当然の流れだ」
これらの声は、小泉陣営の戦略への批判を超え、牧島氏個人の政治姿勢への不信を示すものとなった。
今後の焦点
今回の問題は、陣営内で牧島氏が担う広報責任と直結している。どのような経緯でコメント例が作成され、誰の指示で配布されたのかを明確にする必要がある。仮に牧島氏の事務所が中心的役割を果たしていたのであれば、政治倫理上の責任は免れない。
党内でも調査を求める声が出る可能性があり、牧島氏にとっては自身の政治キャリアに直結する重大な局面となる。公正な総裁選の実現には、疑惑を曖昧にせず、牧島氏自身が説明責任を果たせるかどうかが問われている。