2025-04-23 コメント投稿する ▼
年金法案提出遅れに野党反発 福岡厚労相へ不信任案も視野
年金改革法案、提出遅延で野党が厚労相不信任を検討
年金制度改革関連法案の国会提出が遅れていることに対し、立憲民主党の笠浩史国会対策委員長は、政府の対応次第では福岡資麿厚生労働大臣に対する不信任決議案の提出も視野に入れていると述べた。
笠氏は、与野党の国対委員長間で4月18日または25日の提出を目指すと合意していたにもかかわらず、具体的な方針が示されていないことを問題視している。また、立憲民主党の井坂信彦氏も、4月中の提出がなければ不信任を真剣に検討せざるを得ないと述べている 。
政府は、パートタイム労働者の厚生年金加入拡大などを法案に盛り込む一方、厚生年金の積立金を基礎年金(国民年金)の底上げに充てる案を削除する方針を示している。しかし、自民党内では法案提出に対する賛否が分かれており、意見集約が難航している。
一方、国民年金の保険料は4月から月額530円引き上げられ、1万7510円となった。就職氷河期世代からは、将来の年金支給額が減少することへの不安の声が上がっている。試算では、1974年生まれの人の4割で、ひと月の年金額が10万円未満になる可能性がある。
石破内閣総理大臣は、年金制度改革について「与党も野党もなく合意を探ることが求められている」と述べ、建設的な議論の必要性を強調している。
- 年金制度改革関連法案の国会提出が遅れており、立憲民主党は福岡厚労相への不信任決議案提出を検討。
- 政府は、パートタイム労働者の厚生年金加入拡大を盛り込む一方、厚生年金の積立金を基礎年金に充てる案を削除。
- 自民党内では法案提出に対する賛否が分かれ、意見集約が難航。
- 国民年金の保険料が4月から引き上げられ、将来の年金支給額減少に対する不安の声が上がっている。
- 石破首相は、年金制度改革における与野党の合意形成の重要性を強調。