立憲・早稲田ゆき議員が震度6強地震直後にパーティー投稿で大炎上、危機管理意識の欠如露呈

立憲民主党の早稲田ゆき衆議院議員（神奈川県第4区総支部長）が、2025年12月8日夜に青森県東方沖で発生した震度6強の大地震の直後に、同僚議員らとのパーティーの様子をSNSに投稿し、「地震よりも承認欲求」などと厳しく批判されています。

地震発生からわずか40分後の午後11時54分に投稿されたこの写真は、国民が災害の不安に震える中でのあまりにも無神経な行為として、大きな波紋を呼んでいます。政治家としての危機管理意識と国民への配慮が根本的に欠如していると言わざるを得ません。

震度6強の大地震直後という最悪のタイミング

2025年12月8日午後11時15分、青森県東方沖を震源とするマグニチュード7.5の強い地震が発生しました。青森県八戸市では最大震度6強を観測し、県内では一時最大10市町村に避難指示が出され、2910人もの住民が避難を余儀なくされる深刻な状況でした。

地震による被害は甚大で、県内では少なくとも36人が負傷し、住宅火災も発生して65歳男性が病院に搬送される事態となりました。建物や道路への被害も複数確認され、陥没した道路の穴に車が滑落して負傷者が出るなど、まさに災害対応が急務の緊迫した状況でした。

気象庁は津波警報や注意報を発令し、北海道から千葉県の太平洋沿岸地域に警戒を呼びかけました。さらに翌12月9日には、新たな大地震発生の可能性が高まったとして「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を初めて発表する異常事態となっています。

こうした中、早稲田議員は地震発生からわずか40分後の午後11時54分に、立憲民主党の阿部知子議員の「国会議員25周年、出版記念の集い」の様子を投稿。参議院議員の辻元清美氏らと笑顔で写った写真をアップロードしたのです。

「無神経にも程がある。空気読もうか」
「地震が起きた時にパーティーしてるだけならともかく、写真を上げる性根が腐ってる」
「国民が地震で大変な時にパーティーですか？楽しかったですか？」
「政治家として危機管理意識がなさすぎる」
「地震よりも承認欲求を優先するなんて信じられない」

政治家としての資質を疑う危機管理意識の欠如

今回の問題で最も深刻なのは、早稲田議員の政治家としての根本的な資質の欠如です。大規模地震が発生し、多くの国民が不安と恐怖にさらされている状況で、パーティーの写真を投稿するという行為は、政治家の職責に対する理解の根本的な欠如を示しています。

政治家、特に国会議員は国民の生命と安全を守る責務を負っています。災害時には率先して情報収集に努め、被災地や被災者への支援を検討し、国民に安心感を与えるメッセージを発信することが求められます。しかし早稲田議員の行動は、こうした責務をまったく理解していないことを露呈しました。

さらに問題なのは、単にパーティーに参加していただけではなく、その様子をSNSに投稿したことです。これは明らかに承認欲求を満たすための行為であり、「地震よりも承認欲求」という批判は的確な指摘と言えるでしょう。

早稲田議員は投稿で阿部氏について「子どものいのちを守り育む、世界平和をつなぐ活動に邁進されてきた」と賛美していますが、皮肉なことに、まさに目の前で「いのち」が危険にさらされている災害時に、そうした崇高な理念とはかけ離れた行動を取っていたのです。

立憲民主党の体質的問題も浮き彫りに

この問題は早稲田議員個人の資質だけでなく、立憲民主党全体の危機管理体制の甘さも浮き彫りにしています。大規模地震が発生した際、党として緊急の対応体制を取り、所属議員に適切な行動を指示することは当然の責務です。

実際、立憲民主党の野田佳彦代表は12月10日の常任幹事会で「多くの被災者の皆様に心からお見舞い申し上げたい。党としても緊張感を持って対応していきたい」と述べていますが、地震発生直後の対応においては明らかに統制が取れていませんでした。

早稲田議員だけでなく、同席していた阿部知子議員や辻元清美議員らベテラン議員も含めて、誰一人として災害時の適切な行動を取れていなかったことは、党の危機管理体制の根本的な見直しが必要であることを示しています。

政治家は常に国民から見られている存在であり、特に災害時の行動は厳しく評価されます。今回の早稲田議員の行動は、政治への信頼を大きく損なう深刻な問題として、党として厳正に対処すべき事案です。