2025-09-18 コメント投稿する ▼
新垣淑豊氏が自衛隊エイサー参加を擁護「職業差別に当たり得る」と県議会で強調
新垣氏は、陸上自衛隊第15旅団のエイサー隊が「沖縄全島エイサーまつり」に出演することを一部団体が中止要請したことに対し「これは職業差別と受け止められる可能性がある」と指摘しました。 しかし新垣氏は「自衛隊は防衛任務に加え、災害派遣や急患搬送など県民の生活に直結する分野で献身している」とし、祭りでの参加を認めないのは社会的に理不尽だと訴えました。
新垣淑豊氏、自衛隊エイサー参加を巡る主張
沖縄県議会で取り上げられた自衛隊のエイサー参加問題をめぐり、自由民主党(自民党)の新垣淑豊氏が強い姿勢を示しました。新垣氏は、陸上自衛隊第15旅団のエイサー隊が「沖縄全島エイサーまつり」に出演することを一部団体が中止要請したことに対し「これは職業差別と受け止められる可能性がある」と指摘しました。自衛隊員が地域住民の命や財産を守るために日々活動している事実を踏まえ、正当な出演を妨げることは憲法の平等原則にも反しかねないと強調しました。
自衛隊への中止要請と新垣氏の反論
同まつりは70回目の節目を迎え、実行委員会は自衛隊に初参加を依頼しました。これに対し「県民感情にそぐわない」との理由で一部政治家や団体が反発し、出演中止を求めました。しかし新垣氏は「自衛隊は防衛任務に加え、災害派遣や急患搬送など県民の生活に直結する分野で献身している」とし、祭りでの参加を認めないのは社会的に理不尽だと訴えました。
「新垣議員の言う通り、差別に当たる可能性が高い」
「自衛隊は沖縄に不可欠な存在だ」
「まつりから排除するのは筋が通らない」
「公平性を守る姿勢に共感する」
「地域貢献している職業を尊重すべきだ」
玉城知事の答弁と立場の違い
玉城デニー知事は「県民にはさまざまな意見がある」として、職業差別にあたるか否かの明言を避けました。沖縄戦の歴史的背景や、自衛隊に対する複雑な感情を説明する一方で、自衛隊が近年肯定的に受け止められている事実も認めました。しかし、新垣氏のように「差別」として明確に位置づける姿勢は示さず、両者の立場の違いが際立ちました。
公平性を求める新垣氏の意義
新垣氏の発言は、単なる政治的主張にとどまらず、公共イベントにおける公平性を守る意義を示しています。特定の職業を排除する前例を作れば、今後の社会活動や文化行事に悪影響を与える可能性があります。自衛隊の活動を地域の一部として受け入れることは、県民の安全や生活の安定と不可分であると新垣氏は主張しました。
今後の焦点
この議論は「自衛隊と沖縄社会の関係」をめぐる象徴的な出来事です。新垣氏の訴えが示すのは、憲法原則や条例に照らしても公平さが求められるという観点です。今後、県議会での議論や県民世論の反応が、自衛隊の地域社会での位置付けを左右していくことになります。