2025-09-08 コメント投稿する ▼
宮本徹氏が新宿で訴え|消費税減税と物価高対策こそ国民生活を守る道
宮本氏は、自民党が「泥舟政権」と化し、国民生活よりも総裁選や党内権力争いを優先している現状を批判し、「政治を変える国民的なうねりを起こそう」と呼びかけた。 宮本氏はさらに「自民党が総裁選に1カ月も費やし、臨時国会を開こうとしないのは国民を軽視するものだ」と批判した。
宮本徹氏、消費税減税と物価高対策を強調
石破茂首相の辞任表明を受け、日本共産党は8日、東京都新宿区のJR新宿駅東口で緊急の街頭演説を実施した。その中心で訴えたのが、前衆議院議員で東京比例予定候補の宮本徹氏である。宮本氏は「自民党は自党の権力争いに明け暮れている場合ではない。選挙で示された消費税減税の願いや物価高騰対策を直ちに進めるべきだ」と強調し、集まった聴衆からは「そうだ!」との賛同の声が飛んだ。
演説は直前に告知されたにもかかわらず、多くの市民が足を止め耳を傾けた。宮本氏は、自民党が「泥舟政権」と化し、国民生活よりも総裁選や党内権力争いを優先している現状を批判し、「政治を変える国民的なうねりを起こそう」と呼びかけた。
消費税減税こそ最大の景気対策
宮本氏は「国民が求めているのは一時的な給付金ではなく、生活を安定させる恒久的な減税だ」と主張した。特に消費税について「物価高騰で苦しむ家庭に直結する税制を見直すことが最優先だ」と語り、速やかに消費税率を引き下げるべきだと訴えた。
これに対し聴衆の中からも共感の声が相次いだ。
「国民が欲しいのは給付金じゃなく減税だ」
「泥舟政権の延命より生活を守ってほしい」
「減税を選挙で約束した以上、今すぐ実行すべき」
「物価高対策に消費税減税が一番効果的だ」
「給付金のバラマキはもう要らない」
宮本氏の演説は、単なる批判にとどまらず、減税を軸にした具体的な対策を前面に押し出したことが特徴だった。
「泥舟政権」の延命に異議
宮本氏はさらに「自民党が総裁選に1カ月も費やし、臨時国会を開こうとしないのは国民を軽視するものだ」と批判した。与党が党内の都合を優先して政治空白をつくることは、「泥舟政権の延命」に過ぎないとし、国民生活に直結する課題から目をそらしていると指摘した。
参院選で示された民意は減税と物価対策にあり、国会がその声を反映しなければ民主政治の信頼は揺らぐ。宮本氏の強い言葉は「政権の延命ではなく国民の生活を守れ」という切実な思いを代弁するものだった。
国民的なうねりをどうつくるか
今回の演説は山添拓参院議員や吉良よし子参院議員も参加したが、中心に立ったのは宮本氏であった。山添氏が「裏金問題の徹底追及」を訴え、吉良氏が「軍事費拡大ではなく生活や教育への投資を」と語る中で、宮本氏は「まずは消費税減税と物価対策を」と繰り返し、最も生活者目線に近い主張を展開した。
石破首相の辞任により与党が総裁選に注力する中、野党が国民の声を具体的政策として示せるかどうかが問われている。宮本氏が中心となって訴えた「減税の即時実施」と「物価高対策の強化」は、政治の信頼を取り戻すための試金石である。