元警視庁取調官が実名告発「木原事件は殺人」 揺らぐ警察の信頼と再捜査の行方

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元警視庁取調官が実名告発「木原事件は殺人」 揺らぐ警察の信頼と再捜査の行方

木原事件に再び注目が集まる理由


2006年に起きた「木原事件」と呼ばれる不審死案件が、いま再び世間の耳目を集めている。発端となったのは、当時の捜査一課取調官だった元警視庁警部補・佐藤氏が、週刊文春の取材に応じて実名で事件性を断言したからだ。

亡くなったのは、木原誠二・元官房副長官の妻の元夫である安田種雄さん。当時28歳。東京都内の自宅で、X子さん(木原氏の現在の妻)と同居中に突然命を落とした。X子さんは「隣室で夫が死んでいた」と供述。表面上は自殺とされたこの事件を、佐藤氏は「はっきり言う、これは殺人だ」と真っ向から否定する。

この衝撃の発言が注目されたのは、佐藤氏が捜査関係者として“伝説の取調官”とまで呼ばれた人物であり、警察内部の空気を誰よりも理解しているからだ。事件は「立件票」が交付された正式な案件でありながら、最終的には「事件性なし」として幕引きが図られた。その過程で何があったのか。なぜ佐藤氏は今になって、命をかけてまで口を開いたのか。

「これは殺人事件だ」元取調官の覚悟


佐藤氏が今回の実名告発に踏み切った理由は、2023年7月13日の記者会見で露木康浩・警察庁長官が語った言葉だった。「適正に捜査が行われた結果、証拠上、事件性は認められない」。この発言に対して、佐藤氏は「我々を愚弄するものだ」と強い憤りを感じたという。

「事件性の判断すらできないのか。これは殺人だよ。俺たちは本気でホシを挙げようとしてたんだ。途中で止められたんだよ」
「自殺だと言うなら、そう判断するに足る証拠を出せ。ないから殺人としか考えられないんだ」

元取調官として、組織の中で戦ってきた佐藤氏だからこそ、真実を握り潰された悔しさと憤りは計り知れない。約30人に及ぶ当時の捜査メンバー全員が、未だに「捜査が全うできなかった悔しさを抱いている」と語る。その事実は、警察組織の内部に渦巻く重い沈黙と圧力の存在を示唆している。

地方公務員法違反を“逆手”にとった戦略


佐藤氏が今回の記者会見に「勝算があった」と語る点も注目すべきだ。それは、事件性がないと主張する警察当局と、事件性があると主張する自身との間に「明確な矛盾」を作り出すためである。

「俺が知る情報を話せば、“地方公務員法違反だ”と言われるはずだ。でもそれって、この事件が秘密=殺人事件の可能性があることを示してるだろ?」

記者会見で自らが摘発されることをも想定しながらも、それが結果的に「殺人事件としての再捜査」への突破口になると信じた佐藤氏。その読みは見事に的中した。実際、記者会見後には多くの国民が疑問と関心を抱き、SNS上でも「真相解明を求める声」が急速に広がった。

「この人、本気だな。命がけで言ってるのが伝わる」
「地方公務員法違反になるのが前提って…それだけ本気ってことだよね」
「佐藤さんの勇気に拍手。こういう人がもっと警察にいれば…」
「これが本当に握り潰された事件だとしたら、司法も報道も終わってる」


政治の影が事件を覆うのか


この事件がここまで注目されるもう一つの理由は、被害者の元妻が、当時の安倍政権でも中枢にいた木原誠二氏の現在の妻である点だ。公的立場にある政治家の周辺に起きた“不審死”を巡り、組織的な操作があったのではないかという疑念が、広く共有されつつある。

捜査が途中で打ち切られた背景には、政治的圧力の存在を疑う声もある。実際、佐藤氏は「木原が“俺が手を回したから”と妻に言った」という証言に触れており、そこに重大な示唆を込めている。

警察組織は法と秩序の最後の砦であるべきだ。しかし、権力と癒着した時、その砦は簡単に崩れ去ってしまう。国民の安全を守る機関が、政治家の“安全”を守る道具になってはならない。

捜査の再開を求める声と今後の展望


事件の再調査を求める声は高まるばかりだ。だが、現状では警察庁は「事件性はない」との見解を崩していない。しかし、佐藤氏のような内部告発が波紋を広げることで、組織の隠蔽体質への風穴を開ける可能性はある。

現に、警察内部でも「再捜査が必要ではないか」という声が囁かれ始めているという。もし、今後新たな証拠や証言が浮上すれば、警察庁も黙ってはいられないだろう。事件は終わってなどいない。真相は、いまだ地中に埋もれているのだ。

「なにより怖いのは、こういう事件が“なかったこと”にされる社会」

国民の信頼を取り戻すためにも、組織に都合のいい“幕引き”は許されない。今こそ、捜査の再開と真相の究明が必要だ。

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2025-06-19 17:34:10(内間)

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