2025-11-01 コメント: 1件 ▼
那覇市議・奥間綾乃氏、最終本会議欠席で厳重注意、「堂々と休んだ」発言が示す議員失格
最終本会議での議決責任を放棄した那覇市議 奥間綾乃氏の「堂々と休んだ」発言が示す市民への背信行為。 どうだこうだと騒ぎ立てる人たちがいるから、欠席届を出して堂々と休んでいる」とコメントしています。 教授によれば、奥間氏は「欠席届を出して堂々と休んでいる」と主張しており、その態度に議員としての自覚の著しい欠如が表れていると述べています。
市議会が厳重注意を決定
那覇市議会は2024年10月31日、各派代表者会議で奥間綾乃市議(47)に対する厳重注意を全員の賛成で決定しました。坂井浩二議長から厳重注意を受けることになった奥間氏ですが、10月8日の市議会最終本会議を私用で欠席した極めて悪質な事案だからです。この日は12議案の採決がある最も重要な会議でしたが、奥間氏は東京での息子の音楽ライブ参加を理由に欠席届を出し、堂々と職場を離れました。市民から寄せられた指摘により坂井議長は当日の朝、奥間氏に電話で沖縄への帰宅を促しましたが、奥間氏は従いませんでした。
「堂々と休んだ」発言が示す議員失格の自覚欠如
最も問題となっているのは、奥間氏自身の発言です。奥間氏は「めでたい祝いの席であいさつ回りなどがある。どうだこうだと騒ぎ立てる人たちがいるから、欠席届を出して堂々と休んでいる」とコメントしています。この言葉からは議決という重大な職責を果たさないことへの罪悪感の欠片も感じられません。厳重注意の対象となったのは最終本会議の欠席だけではなく、これまでの委員会の欠席や不適切なソーシャルメディア投稿も含まれており、奥間氏のルーズな議員姿勢が積もり積もって決定に至ったのです。
市議会の会議規則では、疾病や育児などやむを得ない事由でのみ欠席届が認められます。個人の都合で議会を休むことは制度上、想定されていません。にもかかわらず奥間氏は、息子のライブという明らかに私用の事情を「一身上の都合」という曖昧な届け出でやり過ごそうとしました。坂井議長は「公職の身なので説明責任が求められる。出席しなかったのは残念」と述べ、市民への背信行為を指摘しました。
「市議会議員は市民の代表。最終本会議に出ないなんて信じられない」
「息子のライブのために市の最重要会議を休むなんて…市民の税金で議員給与をもらってるのに」
「欠席届を出して堂々とって…この人、議員として何か勘違いしてないか」
「それなら辞めればいいじゃん。公務と私事の区別もつかない人に議員は向いてない」
「議長からの電話でも帰らなかったんですか。本当に市民をなめてる」
市民の負託に応えるべき責任の重さ
大正大学の江藤俊昭教授(地方政治論)は、この事案について「最終本会議は議案などに対し議会の意思を決める最も重要な日。基本的には欠席するべきではない。議決の責任の重さをどれだけ理解しているのだろうか」と強く指摘しています。教授によれば、奥間氏は「欠席届を出して堂々と休んでいる」と主張しており、その態度に議員としての自覚の著しい欠如が表れていると述べています。プライベートと仕事の兼ね合いで出席できないことがあれば、市民の代表として市政に関わる者は、議長や他の議員に相談して慎重に判断すべきだったと教授は指摘し、「やむを得ない事由」の具体的な範囲を議会全体で改めて検討することの必要性を提言しています。
有権者への説明責任が欠落したまま
本来ならば、奥間氏はこの時点で有権者に対して詳しい説明と謝罪を述べるべきです。しかし現在まで奥間氏から有権者に向けた正式なコメントはありません。「欠息届を出して堂々と休んでいる」という一連の発言が流出した後も、沈黙を守ったままです。市民の信託を受けて議会に送り出された代理人が、その行為について最小限の説明もしないままというのは、民主主義の根本を揺るがす行為に他なりません。
市議会議員は一般職の公務員ではなく、市民の直接的な負託を受ける選挙職です。その職責を果たさず、私用を優先させておきながら「堂々と休んだ」と居直る姿勢は、那覇市政への市民の信頼を損なわせるものです。厳重注意という処分がなされましたが、有権者への説明責任を全く果たさない奥間氏の対応は、市民の民主的権利を軽視したものとして批判されるべきです。