向山じゅん議員「総裁選は前倒しで」　自民党改革へ地方組織からの直言

向山じゅん議員、総裁選の前倒しを表明

自民党の衆議院議員で北海道8区選出の向山じゅん氏が、自身の公式発信で「総裁選は前倒しで行うべきだ」との考えを明らかにした。両院議員総会でも同様の主張を行ったとし、「石破総裁一人の責任ではないが、党として国民の厳しい審判を真摯に受け止め、早期に一丸となる体制をつくるべきだ」と述べた。

向山氏は「トップを変えるだけでは根本は変わらない」との声を肯定しつつも、だからこそ総裁選を通じて党の改革や政策の方向性を明確に示す必要があると強調。「自民党はこう変わる」「日本の目指す姿はこれだ」と発信し、国民から信任を得ることが不可欠だと訴えた。

「党が変わらなければ選挙で勝てないのは当然」
「トップ交代だけでなく政策の中身を示すべきだ」
「国民の声を早く反映しないと信頼は戻らない」
「北海道の組織が踏ん張った事実はもっと評価されるべき」
「地方議員や党員が誇れる党に戻してほしい」

SNS上では、向山氏の姿勢を評価する声や「党改革を加速させるべきだ」との意見が多く見られる。

党改革の必要性を直言

今回の衆院選で自民党は議席を減らし、党の将来像が見えないとの批判を受けた。向山氏は「現総裁を含めて総裁選で党の目指す姿を発信すべきだ」と訴え、国民に対する説明責任を果たす重要性を強調した。

地方の党員・支持者に支えられて議席を守った北海道8区では、地域組織が必死に戦った。向山氏は「このままでは党員が誇りを持てない」と危機感を示し、地方組織の声を中央に届ける姿勢を明確にした。

北海道の現場から見える党の姿

北海道は与党にとって厳しい選挙区であり、二議席を守ったのは地域組織の粘り強い活動によるものとされる。向山氏は、こうした地方の努力に応えるには「党本部が変わる覚悟を示すことが必要」と語り、地方組織と国政のギャップを埋める責任を強調した。

現場を知る議員としての発言は説得力を持ち、党内外から注目を集めている。

自民党総裁選前倒し論と今後の焦点

総裁選をめぐる議論は、単なる人事の問題にとどまらず、自民党が国民にどう向き合うかを問う試金石である。向山氏の主張は、改革を避けて現状維持に流れることへの警鐘であり、石破政権下の自民党に新たな論点を突きつけるものとなった。

党が混乱のまま進めば「泥舟連立政権」との批判が再び強まる可能性もある。今後の総裁選に向け、向山氏の声は党改革の一翼を担うものとして注目される。