2026-02-10 コメント投稿する ▼
山本剛義氏が謝罪、オルツ粉飾決算への関与否定も経歴未申告で比例名簿抹消
チームみらいの比例代表近畿ブロックで名簿1位だった山本剛義氏が2026年2月8日投開票の衆院選で名簿から抹消された問題で、山本氏は2月10日にXで謝罪しました。粉飾決算事件があった人工知能開発企業オルツとの雇用契約歴を党に申告していなかったことが理由です。山本氏は2022年2月から8月にかけてオルツに営業責任者として関わっていましたが、副業だったため経歴書に記載しなかったと説明しています。「自身の勝手な判断が招いた結果」と述べ、関係者に迷惑をかけたことを謝罪しました。
山本氏の経歴未申告が発覚した経緯
チームみらいには2026年2月3日午後に、党の問い合わせフォームを通じて山本氏の経歴に関する情報提供がありました。党が直ちに本人に事実確認を行ったところ、その場で山本氏から辞退の申し出があったのです。
安野貴博党首は翌2月4日の記者会見で、山本氏がオルツとの雇用契約を党に申告していなかったことを問題視したと説明しました。総務省も同日、山本氏を比例名簿から抹消したと発表し、全国の立候補者数は1人減って1284人となりました。
山本氏は現在別のIT企業の執行役員を務めており、報道機関に答えた「IT会社執行役員」という肩書はこの現職企業のものであり、オルツの執行役員ではなかったと釈明しています。また、粉飾決算には「一切関与しておりません」と明言しました。
「経歴隠してたのバレてから速攻で逃げたのがもう答え合わせだよね」
「副業だから書かなくていいって判断がおかしい。普通は全部書くでしょ」
「オルツに関わってた時点でアウトでしょ。粉飾の規模がやばすぎる」
「期日前投票した人の票はどうなるんだよ。返してほしいわ」
「チームみらい支持してたのにこれは裏切られた気分」
オルツ側も山本氏の関与を否定
株式会社オルツは2月6日、公式Xで「山本氏は弊社に副業として関与していたものの、不正に関与していた事実は確認されていない」と発表しました。問題となった取引に係る営業責任者でもなかったとしています。
オルツは2024年10月に東証グロース市場に上場しましたが、2025年に売上高の8割超が架空だったことが判明しました。2022年から2024年にかけて約111億円の売上を水増しした粉飾決算により、元社長の米倉千貴氏ら経営陣4人が2025年10月に金融商品取引法違反容疑で逮捕されています。同社は2025年7月に民事再生法の適用を申請し、8月に上場廃止となりました。
名簿繰り上げも比例復活ならず
山本氏の名簿抹消により、チームみらいの比例近畿ブロックでは2位だった元衆院議員の堀場幸子氏が1位に、3位だったITコンサルタントの酒井勇輔氏が2位に繰り上がりました。両氏はそれぞれ京都1区と京都2区に重複立候補していましたが、いずれも小選挙区で落選し、比例復活もできませんでした。
堀場氏は2021年の衆院選で日本維新の会から京都1区で出馬し比例復活で当選しましたが、今回はチームみらいに移籍しての挑戦となりました。2026年の衆院選では得票率8.15%にとどまり、当選には至りませんでした。
新興政党の候補者管理に課題
2024年の参院選で初当選した安野貴博氏が党首を務めるチームみらいにとって、今回が初の衆院選でした。しかし選挙直前に候補者の経歴問題が発覚し、比例名簿から削除される異例の事態となりました。
新興政党では候補者の経歴確認が十分に行われないケースがあり、今回のような問題が起きやすいという指摘があります。政党への信頼を保つためには、候補者の経歴を詳細にチェックする体制づくりが不可欠です。
山本氏の謝罪により一定の説明責任は果たされましたが、選挙期間中の名簿抹消という異例の事態は、新興政党の候補者管理体制の脆弱さを浮き彫りにしました。有権者の信頼回復には、より厳格な候補者審査が求められるでしょう。