2025-07-18 コメント投稿する ▼
玉城デニー知事が“命かじり”の檄文 参院沖縄選挙区の接戦でタカラ候補支援訴え
玉城デニー知事「命かじりで戦おう」 参院沖縄選挙区、大接戦の渦中で檄文発出
「平和の1議席を守り抜く」玉城知事が檄文で訴え
沖縄県の玉城デニー知事が、7月20日投開票の参議院選挙・沖縄選挙区(改選数1)において、「平和の1議席」を守るべく、自ら本部長を務めるタカラさちか候補の選挙対策本部名義で檄文を発表した。17日付で出されたこの檄文では、情勢を「横一線の大接戦」と断じ、「投票箱のふたが閉まるその瞬間まで、支持を広げ抜いてほしい」と県民に呼びかけている。
玉城知事はかねてより、辺野古新基地建設反対、平和憲法の尊重、生活支援型の政治を掲げる「オール沖縄」の象徴的存在であり、今回の参院選はその政治路線が問われる重大な機会と位置付けている。
“命かじり”の戦い 知事が全力を注ぐ理由
檄文の中で玉城知事は、「世論調査ではやや先行と報道されているが、油断は禁物。過去にはリードしていた選挙でも、最後に惜敗した経験がある」と強調。さらに、「相手陣営は期日前投票で先行しており、取り返すには今しかない」として、まさに「命かじり」での取り組みを呼びかけた。
「命かじり」とは、沖縄の方言で「命を削るほどに全力を尽くす」という意味。玉城知事の言葉には、政権与党が沖縄で議席を奪い返そうとする動きに対する強い危機感と、タカラ候補を勝利させなければならないという執念がにじんでいる。
この檄文には、共産党の赤嶺政賢衆院議員ら「オール沖縄」の国会議員5人も名を連ね、野党共闘の体制が選挙終盤で再び結束を強めていることがうかがえる。
「あと一票がすべてを決める」玉城知事の呼びかけに共鳴
玉城知事の呼びかけに、支持者や有権者からも共感の声が広がっている。
「デニーの言葉はいつもまっすぐ。命かじりで支える」
「平和の1議席を守るのがどれだけ大事か、沖縄の人ならわかるはず」
「この選挙でデニー知事の政治が評価される。自分も行動したい」
「デニー知事がここまで言うってことは、本当にギリギリなんだろう」
「選挙は数字だけじゃない。想いを背負ってる人に託したい」
知事自身もSNSなどを通じて日々、タカラ候補への支援を呼びかけており、その真剣さと危機感は徐々に有権者にも伝わりつつある。
「オール沖縄」路線の正念場 デニー政治の継続か後退か
今回の選挙は、玉城県政の路線を継続するかどうかが問われる分水嶺といえる。知事は就任以来、辺野古新基地建設の見直しを国に求め続け、沖縄の自己決定権や平和を掲げる政策を推し進めてきた。
タカラさちか候補は、そのデニー政治を引き継ぐ立場として「基地のない沖縄」「子どもたちの未来に誇れる政治」を掲げており、玉城知事にとっても「絶対に落とせない一議席」だ。
一方で、政権与党は経済政策や国とのパイプを前面に出し、県政との対立構図を鮮明にしながら攻勢をかけている。各紙の情勢調査では「接戦」「横一線」が報じられており、残り数日の動きが勝敗を分ける情勢となっている。
最後に託されるのは有権者の一票
玉城知事が「最後の一票まで」と強調する通り、今回の参院選沖縄選挙区は、文字通りの接戦だ。選挙結果は、デニー県政への信任だけでなく、「沖縄がどの方向へ進むのか」という民意の表明でもある。
県民の命と暮らし、誇りある未来を守る政治が求められている。その重みを知る玉城知事だからこそ、「命かじり」の言葉が響くのだろう。