2026-01-21 コメント投稿する ▼
15歳中学生を大麻所持・使用で逮捕 深夜検問で発覚、沖縄で10代薬物摘発が過去最多
沖縄県警少年課によると、2025年の10代の薬物関連の摘発人数は過去5年で最多の65人となり、そのうち54人が大麻所持や使用での摘発でした。 県警少年課によりますと、2025年の10代の薬物関連の摘発人数は過去5年で最多の65人となりました。 そのうち54人が大麻所持や使用での摘発で、大麻が若年層に広がっている実態が明らかになっています。
少年薬物汚染
15歳中学生を大麻所持・使用で逮捕 深夜検問で発覚、10代摘発が過去5年で最多に
那覇署は2026年1月21日、乾燥大麻を所持し使用したとして、本島南部に住む15歳の男子中学生を麻薬取締法違反の疑いで逮捕しました。容疑を認めているということです。沖縄県警少年課によると、2025年の10代の薬物関連の摘発人数は過去5年で最多の65人となり、そのうち54人が大麻所持や使用での摘発でした。少年の薬物乱用が深刻化している実態が浮き彫りになっています。
深夜の検問で異変に気付く
那覇署や県警少年課によりますと、男子中学生は2025年11月7日、那覇市前島2丁目の歩道上で乾燥大麻0.009グラムを所持し、使用した疑いがあります。
同日深夜、車両検問していた警察官が、2人乗りバイクの後部座席に乗っている中学生の目の焦点が合わず、ろれつが回っていない姿を確認しました。警察官は異変に気付き、職務質問を実施しました。
中学生のショルダーバッグから植物片のような物が入ったビニール袋や巻紙などが見つかりました。警察は那覇署に任意同行を求め、所持品の鑑定や尿検査を実施したところ、大麻成分が検出されました。
「15歳で大麻って、どこで手に入れるの?怖すぎる」
「目の焦点が合わないって、深刻な状態だよね。中学生なのに」
「過去5年で最多って、若者の薬物汚染が広がってるってこと?」
「SNSで簡単に買えるって聞いたけど、本当にそうなのかな」
「家族や学校は気付かなかったのかな。周りの大人の責任も大きい」
10代の薬物摘発が急増
県警少年課によりますと、2025年の10代の薬物関連の摘発人数は過去5年で最多の65人となりました。そのうち54人が大麻所持や使用での摘発で、大麻が若年層に広がっている実態が明らかになっています。
さらに、2026年1月19日には「ゾンビたばこ」と呼ばれるエトミデートの所持・使用容疑で県内で初めて中学生が2025年12月に逮捕されていたことが分かりました。エトミデートは、吸引すると意識が朦朧とする危険性があり、若者の間で問題となっている薬物です。
10代の薬物摘発人数の増加は、全国的な傾向でもあります。平成30年以降の大麻事犯による検挙人数は、30歳未満が半数を超え、若い世代に広がっています。
SNSを通じた入手が背景に
若者が薬物を入手する経路として、SNSが大きな役割を果たしていると指摘されています。スマートフォンのアプリを通じて、匿名で売人と連絡を取り、薬物を購入するケースが増えています。
過去には、15歳の高校生が液体大麻を所持していた事件で、「自分で吸うため」にスマホアプリで購入していたことが明らかになっています。インターネット上の匿名のやり取りにより、若者が簡単に薬物に手を出せる環境が整ってしまっています。
少年の非行問題に詳しい横江崇弁護士は「3年ほど前からは少年の非行と薬物が結び付くことが多くなっている。元々関心があって、インターネット上の匿名のやり取りで入手するケースが増えている」と指摘しています。
麻薬取締法の改正
2024年12月12日に麻薬取締法が改正され、大麻の使用や所持に対する罰則が強化されました。これまで大麻取締法で取り締まられていた大麻が、麻薬取締法の対象となり、より厳しい罰則が適用されるようになりました。
今回の15歳中学生の逮捕は、この法改正後の適用事例となります。法改正により、大麻の危険性に対する社会の認識が高まることが期待されています。
麻薬取締法違反での摘発は、大麻取締法違反よりも重い罰則が科せられる可能性があります。若者に対しては、薬物の恐ろしさを伝え、手を出さないよう啓発することが重要です。
大麻の危険性
大麻は、使用すると意識が朦朧とし、判断力が低下します。今回の事件でも、中学生は目の焦点が合わず、ろれつが回っていない状態でした。このような状態で道路を移動することは、本人だけでなく周囲の人々にも危険を及ぼします。
また、大麻の使用は、脳の発達に悪影響を与えるとされています。特に成長期にある若者が使用すると、将来にわたって深刻な影響が残る可能性があります。記憶力の低下、学習能力の低下、精神疾患のリスク増加などが指摘されています。
大麻は「ゲートウェイドラッグ」とも呼ばれ、より危険な薬物への入り口になると言われています。大麻から始まり、より強い薬物に手を出してしまうケースも少なくありません。
家庭や学校の役割
若者の薬物乱用を防ぐためには、家庭や学校での教育が重要です。薬物の危険性を正しく伝え、誘われても断る勇気を持つことを教える必要があります。
また、子どもの変化に気付くことも大切です。急に態度が変わったり、成績が下がったり、友人関係が変わったりした場合は、注意が必要です。早期に異変に気付き、適切に対応することで、薬物乱用を防ぐことができます。
学校では、薬物乱用防止教室が開催されています。県警少年課は各学校で講話を行い、薬物の危険性を伝えています。2025年12月19日には、与那原町の知念高校で薬物乱用防止教室が開催され、全校生徒約950人が参加しました。
相談窓口の活用を
薬物に関する相談窓口が設置されています。最寄りの警察署は24時間対応しており、沖縄県警察の薬物110番は平日8時30分から17時15分まで相談を受け付けています。九州厚生局沖縄麻薬取締支所や沖縄県保健医療介護部薬務生活衛生課でも相談できます。
薬物に手を出してしまった場合や、誘われて困っている場合は、一人で抱え込まず、相談窓口を利用することが大切です。早期に相談することで、適切な支援を受けることができます。
社会全体での取り組みが必要
若者の薬物乱用を防ぐためには、社会全体での取り組みが必要です。警察による取り締まりだけでなく、家庭、学校、地域が連携して、若者を薬物から守る必要があります。
SNSを通じた薬物の売買を防ぐためには、プラットフォーム事業者の協力も不可欠です。不適切な投稿を削除するなど、薬物の流通を防ぐ取り組みが求められています。
今回の事件を契機として、若者の薬物乱用防止に向けた取り組みがさらに強化されることが期待されます。