2026-01-27 コメント投稿する ▼
神奈川2区衆院選、34歳片山智絵が挑む現役世代の手取り政治
菅義偉元首相の引退で空白区となったこの選挙区では、「後継」を掲げる自民党新人や知名度の高い候補が注目を集める一方、国民民主党新人の会社員・片山智絵候補が、静かな存在感を示しています。 急な解散で退職手続きが終わらないままの出馬という事情も、政治が生活から遠い存在になっている現実を映し出しています。 神奈川2区では、自民党の後継候補や、知名度の高い他党新人が大きな人だかりを作っています。
神奈川2区で静かに存在感示す片山智絵候補
2026年1月27日、衆議院選挙が公示され、神奈川2区では新人5人が乱立する異例の選挙戦が始まりました。
菅義偉元首相の引退で空白区となったこの選挙区では、「後継」を掲げる自民党新人や知名度の高い候補が注目を集める一方、国民民主党新人の会社員・片山智絵候補が、静かな存在感を示しています。
政治未経験の34歳という立場は、弱点であると同時に、現役世代の生活感覚をそのまま持ち込める強みでもあります。
「手取りを増やしたい」原点は当事者としての実感
片山智絵候補が繰り返し訴えるのは、「とにかく手取りを増やしたい」という一点です。
金融機関で働く会社員として、そして若い頃に経済的な苦しさを経験してきた一人として、現役世代の痛みを自分の問題として語ります。
「声を上げたくても、仕事や家庭で忙しくて動けない人が多い。その代わりに私が前に出る」という言葉には、政治参加のハードルそのものへの問題意識がにじみます。
急な解散で退職手続きが終わらないままの出馬という事情も、政治が生活から遠い存在になっている現実を映し出しています。
組織に頼らず、一人ずつ顔を覚えてもらう戦い
神奈川2区は、長年にわたり自民党が圧倒的な組織力を誇ってきた選挙区です。
片山候補の陣営は、地方議員や大規模組織に支えられた体制とは無縁で、少人数とボランティア中心の戦いを続けています。
JR港南台駅での街頭演説でも、聴衆は決して多くありませんが、片山候補は一人一人に目を向け、声を交わしながら訴えを重ねています。
どぶ板を歩き、ネットも活用しながら「顔と声を覚えてもらう」ことに徹する姿勢は、効率よりも信頼を積み上げる戦い方です。
有権者の反応に見える「新しい選択肢」
片山候補の演説を聞いた有権者からは、派手さとは異なる評価の声が聞かれます。
「自民党しかないと思っていたけど、別の選択肢があると気づいた」
「政治経験がないからこそ、話が生活に近い」
「若い世代の声を代弁してくれそう」
「完璧じゃないけど、正直さは伝わる」
「立候補してくれてありがとうと言いたくなった」
現場で目立つのは、熱狂よりも共感です。
片山候補自身も「手応えはわからない」と率直に語りながら、有権者との対話を前向きに受け止めています。
知名度の壁と、それでも挑む意味
神奈川2区では、自民党の後継候補や、知名度の高い他党新人が大きな人だかりを作っています。
その光景を見て、片山候補が「すごい人でしたね」と漏らしたように、現実の差は明白です。
それでも片山候補は、数の力ではなく、政治が生活にどう関わるのかを語り続ける道を選びました。
現役世代の多くが政治を「遠いもの」と感じる中で、その距離を少しでも縮めようとする試みは、勝敗とは別に意味を持ちます。
12日間の短期決戦で、どれだけ多くの人が「新しい選択肢」として片山智絵の名前を覚えるか。
神奈川2区の選挙戦は、無名の挑戦がどこまで届くのかを試す場にもなっています。