2025-06-19 コメント投稿する ▼
大河原まさこ議員「子どもたちに希望を」 同性婚とGID法改正の再提出で平等社会めざす
「すべての人に笑顔と希望を」 大河原まさこ氏、婚姻平等と性別変更要件の撤廃法案を再提出
6月19日、立憲民主党は「婚姻の平等」と「トランスジェンダーの権利拡充」を目的とする二つの議員立法を衆議院に再提出した。中心となって動いたのは、立憲民主党SOGI(性的指向・性自認)に関するプロジェクトチーム(PT)座長の大河原まさこ参議院議員だ。
大河原氏は法案提出後の記者会見で、「当事者の皆さん、そして支援者の皆さんに笑顔になってもらいたい。子どもたちに希望を届けたい」と語り、強い思いをにじませた。さらに「この法案が成立する社会は、誰もが自分らしく生きられる社会。それが実現できるよう、粘り強く取り組んでいく」と力を込めた。
「大河原さんの言葉には覚悟を感じる」
「人権を語る政治家の姿に久々に希望を持てた」
「“子どもたちに希望”って言葉に泣きそうになった」
同性婚を法的に認める「婚姻平等法案」 大河原氏が先頭に立ち再提出
再提出された「婚姻平等法案」は、民法を改正し、同性カップルにも結婚を認める内容だ。G7各国の中で同性カップルに法的保障がないのは日本だけであり、すでに国内の5つの高等裁判所が「現行法制は違憲、または違憲状態」との判断を示している。
この現状に対し、大河原氏は「当事者が毎日を不安と不便の中で暮らしている。国が“あなたの関係は法的に認められません”と言い続けることの暴力性に、国会はもっと敏感であるべき」と語り、法制化の必要性を訴えた。
「“暴力性”って表現、大河原さんだから説得力ある」
「同性婚を“権利”として扱うのは当然の視点」
GID特例法改正案も提出 性別変更の「不妊手術要件」など撤廃へ
同時に提出されたのが、「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律の一部を改正する法律案」、通称「GID特例法改正案」だ。この法案では、戸籍上の性別を変更するための条件とされていた「生殖不能要件」「未成年の子なし要件」「外観要件」のすべてを撤廃する内容となっている。
特に、生殖不能要件は昨年(2023年)に最高裁で違憲と判断されており、大河原氏は「身体を変えることを条件に、心の在り方を否定されるような制度は、もはや認められない。誰もが“自分らしさ”のままで社会とつながる権利がある」と力強く述べた。
「身体を変えることを条件にするなって、すごく本質を突いてる」
「大河原議員の一貫した姿勢に敬意しかない」
「社会の空気を変える政治を」 大河原氏が語る次世代への責任
法案の成立はまだ遠い道のりかもしれない。だが、大河原氏は会見で「こうした法案の存在自体が、社会の空気を変える力を持っている」と語り、制度の不備や差別の構造を一つずつ解きほぐしていく政治の役割を強調した。
「政治は“声の小さい人たち”にどこまで寄り添えるかが問われている。子どもたちが将来、自分の性や愛する人を隠さずに生きていける社会をつくるのが、いま大人の責任だ」と、大河原氏は静かな語り口の中に確かな覚悟を込めた。