2026-01-27 コメント投稿する ▼
瑞慶覧長敏氏が沖縄2区で辺野古反対など4つの反対訴え、オール沖縄分裂選挙
2026年1月27日に公示された第51回衆議院議員総選挙の沖縄2区で、社民党公認の元職・瑞慶覧長敏氏が辺野古新基地建設反対、安保法制反対、南西シフト反対、憲法改正反対という4つの反対を強く訴えました。 社民党は、中道改革連合が今後、辺野古推進に舵を切る可能性があるとして、瑞慶覧氏の擁立を決めました。
沖縄2区は宜野湾市、浦添市、北谷町、嘉手納町などを含む選挙区です。瑞慶覧氏のほか、中道改革連合の前職・新垣邦男氏、自民党の前職・宮崎政久氏、参政党の新人・吉田悠里氏、無所属の新人・比嘉隆氏の計5人が立候補し、県内で最も激しい戦いが展開されています。
護憲政党として唯一の主張
公示日の1月27日、瑞慶覧氏は第一声で明確な姿勢を示しました。
「この沖縄2区で辺野古埋め立てノー、安保法制ダメ、南西シフトもやっちゃいけない、憲法改正もダメだと、これが訴えられる政党は社会民主党、社民党だけです」
瑞慶覧氏の訴えは、護憲政党としての社民党の立場を前面に打ち出すものです。他の候補者が物価高対策や経済政策を中心に据える中、瑞慶覧氏は安全保障と憲法を最優先課題に位置付けました。
辺野古新基地建設への反対は、沖縄の選挙において常に重要な争点です。瑞慶覧氏は名護市辺野古への普天間飛行場移設を明確に拒否する姿勢を示しています。安保法制についても、集団的自衛権の行使を可能にする法律として反対の立場を貫いています。
南西シフトは、南西諸島への自衛隊配備を強化する防衛政策です。近年、石垣島や宮古島などにミサイル部隊が配備され、沖縄の軍事化が進んでいるとの批判があります。瑞慶覧氏はこの流れに反対し、沖縄をさらなる軍事拠点にすることを拒否しています。
憲法改正についても、瑞慶覧氏は明確に反対の立場です。特に憲法9条の改正に対しては、平和主義を守る立場から強く反対しています。
「社民党だけが平和を守る政党だと思う」
「辺野古はもう諦めるしかないのかな」
「憲法改正には慎重であるべきだ」
「南西シフトで沖縄がまた戦場になるのでは」
「物価高も大事だけど、平和あっての生活だ」
オール沖縄勢力の分裂選挙
今回の沖縄2区は、玉城知事を支えるオール沖縄勢力の分裂選挙となりました。瑞慶覧氏と同じく辺野古新基地建設に反対する新垣邦男氏が中道改革連合から立候補しているためです。
新垣氏は沖縄2区選出の前職で、もともと社民党に所属していましたが、2025年に離党しました。社民党は新垣氏の離党によって前身である社会党の結成以来、初めて衆議院で議席を失いました。党勢拡大が最重要課題となる中、社民党は瑞慶覧氏の擁立に踏み切りました。
社民党県連内部では、瑞慶覧氏の擁立をめぐって激しい対立が起きました。1月19日の県連会議では、所属議員らが瑞慶覧氏の擁立に反対しましたが、党本部の意向を後ろ盾にした重鎮らが押し切りました。県連は党として新垣氏も瑞慶覧氏も推薦せず、それぞれ有志による支援となると説明しました。
しかし1月26日、社民党本部は瑞慶覧氏の公認を決定しました。服部良一幹事長は記者会見で、中道改革連合が今後、辺野古推進に舵を切る可能性を懸念し、瑞慶覧氏を公認したと説明しました。
元衆議院議員、元南城市長の経歴
瑞慶覧氏は1958年10月24日生まれの67歳です。琉球政府島尻郡大里村、現在の沖縄県南城市出身です。ワシントン州立セントラル・ワシントン大学経済学部を卒業後、琉球大学法文学部経済学科に編入し、1986年に卒業しました。大学卒業後は大阪府や沖縄県で英語教育に従事しました。
2009年の第45回衆議院議員総選挙に沖縄4区から民主党公認で出馬し、自由民主党前職の西銘恒三郎氏を破り、初当選しました。
しかし2012年、消費増税をめぐる政局で、衆議院本会議における消費税増税法案を含む社会保障・税一体改革関連法案の採決で、党の賛成方針に反して反対票を投じました。その結果、民主党から除名処分を受けました。同年12月の第46回衆議院議員総選挙に無所属で沖縄4区から出馬しましたが、前回下した自民党元職の西銘氏にダブルスコアの大差で敗れ、落選しました。
その後、南城市長を1期務めました。地方自治体の首長としての経験を積み、今回の衆院選で国政復帰を目指しています。
2026年1月21日、社民党に入党し、同党に公認申請を行っていることを公表しました。姓名の画数が多いため、ポスターや配布物等では「瑞慶覧 チョービン」の表記を慣例的に使用しています。
中道改革連合との違い
新垣邦男氏は中道改革連合から立候補しています。新垣氏は第一声で「今回新たな塊になった新党・中道改革連合に参画することになりました。新垣邦男はこれまでの政治スタイル、そして政策も何も変わっておりません。県民のためにヌチカジリ働いていく」と訴えました。
中道改革連合は立憲民主党と公明党が中心となって結成した新党です。社民党は、中道改革連合が今後、辺野古推進に舵を切る可能性があるとして、瑞慶覧氏の擁立を決めました。瑞慶覧氏と新垣氏はともに辺野古新基地建設に反対していますが、所属政党の違いが大きな争点となっています。
自民党、参政党、無所属との戦い
自民党の宮崎政久氏は5期目を目指す前職です。宮崎氏は「県民の暮らしが豊かになるように、きちんと財政出動をしていく。そういう取り組みをしたい。だから高市早苗内閣の継続でいいのか、この選択を沖縄2区の皆さんに判断をしていただきたいと思っている今回の選挙です」と訴えました。宮崎氏は物価高対策と経済政策を前面に打ち出しています。
参政党の吉田悠里氏は新人です。吉田氏は「消費税これは、全ての消費税に関して、一律減税。さらには、廃止の方向に向かってほしいと思っています。私たち参政党は国民の代表として声を届けて参ります」と訴えました。参政党は2025年の参院選で県内で大幅に票を伸ばしており、勢いを持って衆院選に臨んでいます。
無所属の比嘉隆氏は新人です。比嘉氏は「私が衆議院選挙に立候補したのは、コロナワクチンを中止したいから。私の命を懸けて全力で取り組む」と訴えました。比嘉氏はワクチン政策を最優先課題に掲げる独自路線を取っています。
5人の激戦
沖縄2区は、保守とオール沖縄勢力の対決に加えて、オール沖縄勢力内部の分裂、参政党の台頭、ワクチン問題を掲げる無所属候補の参戦という複雑な構図となっています。
前回2024年の衆院選では、社民党の新垣氏が選挙区で当選しました。しかし新垣氏は社民党を離党し、中道改革連合に参画しました。社民党は議席を失い、瑞慶覧氏の擁立で議席奪回を目指しています。
瑞慶覧氏は護憲政党としての社民党の立場を鮮明にし、辺野古新基地建設反対、安保法制反対、南西シフト反対、憲法改正反対という4つの反対を訴えています。この明確な主張が、平和と憲法を重視する有権者の支持を集められるかが焦点です。
一方で、オール沖縄勢力の分裂により、辺野古新基地建設に反対する票が瑞慶覧氏と新垣氏に分散する可能性があります。自民党の宮崎氏にとっては有利な状況となる可能性もあります。
投開票日は2026年2月8日です。12日間の選挙戦で、瑞慶覧氏が社民党の議席奪回を実現できるか、沖縄2区の行方が注目されます。
この投稿の瑞慶覧長敏の活動は、0点・活動偏差値42と評価されています。下記GOOD・BADボタンからあなたも評価してください。