2025-11-27 コメント投稿する ▼
れいわ新選組が12月8日に2回目の代表選、高井崇志幹事長「複数候補出馬見込み」山本太郎代表任期満了で激戦必至
れいわ新選組が山本太郎代表の任期満了に伴う代表選を2025年12月8日に実施することが決定した。高井崇志幹事長が11月27日の記者会見で発表したもので、複数の候補者が出馬準備を進めており、2019年結党以来2回目となる代表選は激戦の様相を呈している。
2回目の代表選、複数陣営が出馬準備
れいわ新選組の高井崇志幹事長は27日の記者会見で、山本太郎代表の任期満了に伴う代表選を「12月1日告示、同8日投開票」の日程で行うと発表したことで、党の方向性を決める重要な選挙戦がスタートします。
1日告示で投票を開始し、8日正午に締め切って同日夜に結果を公表するというタイトなスケジュールの中で、高井氏は「複数の候補者が出る見込みだ。一般の方でも出る動きがある」と明らかにしたとして、党内外からの立候補の可能性を示唆しています。
2019年の結党以来、代表選は2回目。22年の前回選は3陣営による争いを山本氏が制したという経緯があり、今回も複数陣営による競争が予想されています。
「山本太郎続投を支持する」
「新しいリーダーシップが必要だ」
「党の方向性を見直すべき時期」
「もっと幅広い層にアピールできる代表を」
「草の根政治の原点を大切にしてほしい」
前回選挙は3陣営で激戦
2022年に行われた前回の代表選について詳しく見ると、12月8日に党の公式YouTubeチャンネルで告示され、3陣営から4名が立候補したという構図でした。立候補者は届け出順に山本太郎、大石晃子・櫛渕万里、古谷経衡となっており、大石・櫛渕両氏が共同代表制を提唱する陣営として一つにまとまって争いました。
注目すべきは、立候補者の1人である古谷経衡は同党所属の国会議員でもなければ、一般党員ですらなく、所属していないという点で、外部からの立候補も可能な制度設計になっていることです。これは他の政党にはない特徴的な仕組みと言えるでしょう。
投票システムは国会議員と党員で構成
今回の代表選の投票権について、15人の国会議員票と、地方議員や一般党員に割り当てられた同数の15票を合わせ、計30票を争うという仕組みになっています。また、国会議員の推薦があれば党員でなくても立候補できるという開かれた制度も維持されており、多様な候補者の参入が可能です。
前回選挙の詳細な投票システムを見ると、国会議員と政党役員の計9人がそれぞれ1票を持つため、合計で9票持つ。地方議員と公認予定者の計46人とオーナーズの5743人は国会議員・政党役員の人数か1を減じた数から2を除した票を持つため、それぞれ4票持つという複雑な配分方式が採用されていました。
山本太郎の政治的影響力
山本太郎氏は2019年4月の結党以来、党の顔として活動を続けてきました。2022年7月参議院議員選挙に東京選挙区よりれいわ新選組公認で出馬、56万5,925票(9.0%)を得て当選しており、個人としても強い支持基盤を持っています。
しかし一方で、党の成長とともに多様な意見も出てきており、前回の代表選でも共同代表制の導入などが議論されました。れいわ新選組は18日、任期満了に伴う代表選を実施し、山本太郎代表の続投を決めた。任期は3年として前回は山本氏が勝利しましたが、今回はどのような展開になるか注目されます。
今回の代表選は、れいわ新選組が野党第3勢力としての地位を固めつつある中で実施されるため、党の今後の方向性を決める重要な意味を持っています。複数陣営による競争が党の民主的な発展につながるのか、それとも結束に影響を与えるのか、12月8日の結果が注目されています。