2025-10-20 コメント投稿する ▼
れいわ新選組・高井崇志氏「先入観良くない」自民・高市早苗氏要請なしと苦言
れいわ新選組は、自民党政権運営には批判的立場を取るものの、今回の指名選挙に関しては「消費税一律5%減税と現金給付の実施」を条件に柔軟に対応する方針を示していました。 高市氏による要請の欠如について高井氏は「よほど嫌われているのか、無理だと思われているのか」とこぼしつつ、「そういう先入観は良くない」と苦言を呈しました。
「先入観良くない」れいわ・高井氏が苦言 首相指名選、柔軟姿勢も自由民主党・高市早苗氏は要請来ず
れいわ新選組幹事長の高井崇志氏は、2025年10月21日に控える首相指名選挙に関し、「自民党の高市早苗総裁から一度も協力要請がなかった」と20日に記者団に明かしました。れいわ新選組は、自民党政権運営には批判的立場を取るものの、今回の指名選挙に関しては「消費税一律5%減税と現金給付の実施」を条件に柔軟に対応する方針を示していました。
高市氏による要請の欠如について高井氏は「よほど嫌われているのか、無理だと思われているのか」とこぼしつつ、「そういう先入観は良くない」と苦言を呈しました。
れいわの“条件付き協力”姿勢
高井氏によれば、れいわ新選組は首相指名選挙で、1回目から山本太郎代表への投票を予定しているものの、上位2人による決戦投票に至った場合、玉木雄一郎代表(国民民主党)あるいは高市氏への投票の余地も残しているといいます。
「条件を飲むなら書く」という党内議論を振り返り、「玉木さんか高市さんかの話になって、どっちが要請に来ても、条件を飲むなら書く」と語りました。れいわは、消費税5%減税・現金給付という経済政策を協力の前提と明示しており、必要あれば行動を切り替える意思を示しています。
高市側の“要請ナシ”の背景と批判
自民党側では、高市早苗総裁の執行部が衆院会派「有志・改革の会」や参政党など少数会派への協力要請を進めていると報じられていますが、れいわ新選組には要請が届いていません。これについて高井氏は「よほど嫌われているのか…」と述べ、「そういう先入観は良くない」と強調しました。
この発言には、れいわ新選組として自ら「政権与党の側に歩み寄る余地」を残しているにもかかわらず、与党側がその可能性をそもそも検討していないという不満がにじんでいます。れいわ側は「減税」を最大政策課題のひとつに掲げており、自民党の提案を待つ姿勢を示していました。
減税と支援を求めるれいわの主張
れいわ新選組は「消費税を一律5%減税」、および「現金給付の実施」という条件を合わせて提示しています。これは、物価高・生活コストの上昇が国民の実感として強い現在において、給付金よりもまず「減税」によって国民負担を軽くすべきとの立場に立っています。
この立場からすると、自民・高市側が要請に来ないという状況は、単に野党排除という構図以上に、「減税を掲げる政党との協議を拒んだ」という意味を持つとも言えます。れいわ側は「条件を飲めば協力もありうる」と明示しており、自らを動かしやすい存在として提示していたのです。
今後の展開と政治的含意
21日の首相指名選において、れいわ新選組が山本代表を支持し続けるのか、あるいは条件付きで他候補に振るかは注目点です。一方で、自民‐維新連立政権の可能性が取り沙汰される中、維新側が1回目から高市氏を支持する方針を示したという報道もあります。
この動きとあわせて、れいわ新選組の「減税優先」の訴えが政権選択の場面でどのように反映されるのか、また与党側が野党を巻き込むかどうか、政局が注目されます。れいわを要請しないという選択が、「協議の枠外」に置かれた野党の構図を改めて浮かび上がらせたと言えます。
SNS上でも高井氏の発言は注目されており、次のような声が寄せられています:
「要請ないのって、単純に排除じゃない? れいわも条件出してるのに」
「減税掲げてる政党を聞く耳持たない政権側ってどうなの」
「政策協議より政党格付け重視してる感じ」
「選挙の後だけ話すじゃ信頼できんよね」
「要請しないならしないで、説明してくれよって思う」
これらの声からも、「政党間での対話・条件提示」が支持者の間でも重視されていることが分かります。
今後、れいわ新選組が提起した「減税・現金給付」という条件が、首相指名選挙/政権構想にどこまで影響を与えるのか。政界の動向を注意深く見守る必要があります。