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18歳高校生が党代表選に挑戦、篠原一騎氏が生活困窮や不登校体験を原動力に「原点回帰」訴える

2025-12-01
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18歳高校生が代表選挙に挑戦 篠原一騎氏「異常な国」で体験した生きづらさを政治の力で変えたい れいわ新選組の第2回代表選挙で最も注目を集めているのが、現役高校生の篠原一騎氏(18)です。2007年9月10日生まれの彼が立候補したことは、日本の政治史において極めて異例の出来事となっています。被選挙権を持たない人物の党代表選挙への立候補は前例がなく、れいわ新選組の「国民に開かれた政党」という理念を体現しています。 篠原氏は12月1日の記者会見で、「こんな若者が立候補して大丈夫か」と思われることを承知の上で、「私が知る中で、国政政党のうち最も国民に開かれた政党と言えるのはれいわ新選組」と述べました。推薦人は大島九州男参議院議員が務めています。 生活困窮・不登校・障がい家族との実体験 篠原氏が代表選に立候補した背景には、彼自身が「現代における多くの課題に直面してきた」という切実な体験があります。決意文では、「障がいを持った家族との生活や、突如ひとり親家庭になり経験した生活困窮、不登校など」を挙げ、これらの困難を乗り越えてきた当事者としての視点を強調しています。 特に深刻な問題として指摘するのが、若者の自殺率の高さです。「10代から30代を中心とした、これからを生きる若い世代の亡くなる原因の一位が自死という異常なこの国」という表現で、現在の日本社会の深刻さを訴えています。厚生労働省の統計によると、15歳から39歳の死因第1位は自殺となっており、篠原氏の指摘は正確なデータに基づいています。 >「不登校を経験したからこそ分かる、学校に行けない子どもの気持ち」 >「ひとり親家庭の生活困窮で感じた、社会保障制度の不十分さ」 >「障がい者家族として体験した、福祉制度の現実」 >「若者の自殺率の高さは、この国の政治が間違っている証拠」 >「当事者の声を政治に届けることが、本当の政治参加だと思う」 「原点回帰」で党運営の刷新を提案 篠原氏は代表選の公約として「原点回帰」を掲げています。れいわ新選組が「草の根から始まった、ボランティア中心の政党」であることを強調し、党勢拡大の中で見失われつつあるボランティアとの関係性を見直す必要性を訴えています。 具体的には、「一体となってチームれいわを再構築する。草の根を取り戻し、新しい飛躍につなげたい。被災地などリアルな声をいち早く届けていく」と述べ、現場の声を党運営に反映させる仕組みづくりを目指すとしています。 篠原氏は会見で「こんな若者が立候補して大丈夫なのか。最も国民に開かれた政党がれいわで、立候補できていることがその証拠。国会議員、地方議員、党職員、ボランティアの皆さんが一体となってチームれいわを再構築する必要がある。育ててもらいたい」と語りました。 政治を「育てる」時代への転換 篠原氏の立候補で特に注目されるのが、「これからは、政治家を育てる時代」という新しい政治観の提示です。従来の政治では、完成された政治家が有権者を導くという構図が一般的でしたが、篠原氏は「篠原一騎のことも、大きく育てていただきたい」と訴え、有権者と政治家が共に成長する関係性を提案しています。 この考え方は、れいわ新選組が掲げる参加型民主主義の理念と合致しています。山本太郎氏の一人に集中していた権限を分散し、より多くの人が政治参加できる仕組みを作ろうとする他の候補者の主張とも共通点があります。 投票は国会議員15票、地方議員ら15票の計30票で争われ、有効票の過半数で当選が決まります。篠原氏には被選挙権がないため代表になっても首相指名選挙には参加できませんが、党の方向性を決める重要な役割を担うことになります。 12月8日の開票に向け、篠原氏は「あなたの声を、たくさん聞かせてください。1週間、よろしくお願いいたします」と支持を呼びかけています。若者の政治参加を象徴する異例の挑戦が、れいわ新選組の未来をどう変えるか注目されます。

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