丸山彬の活動・発言など

前橋市長選、39歳弁護士丸山彬氏が初出馬表明「分断解消し世界に誇れる前橋を」

まず、関連情報を確認し、記事の背景を補強するため、Web検索を行います。収集した情報を基に記事を作成いたします。 前橋市長選に39歳弁護士丸山彬氏出馬表明　ホテル問題「人間は完璧ではない」 群馬県前橋市の小川晶市長がホテル問題で辞職したことに伴う市長選（2026年1月5日告示、12日投開票）で、新人の弁護士丸山彬氏（39）が11月28日に立候補を正式に表明しました。同市本町の空き店舗で記者会見を開いた丸山氏は「前橋の分断、イメージ低下を一刻も早く解消し、ピンチをチャンスに変えて世界に誇れる前橋を作りたい」と決意を語りました。 小川前市長の辞職とホテル問題の経緯 小川晶前市長は2025年9月に既婚の男性職員とラブホテルに通っていた問題が「NEWSポストセブン」で報じられ、大きな波紋を広げました。小川氏は2月頃から10回以上にわたって男性職員との面会をホテルで行ったことを認めたものの、男女関係は否定していました。 市議会では7会派が辞職を求め、11月27日の定例会までに辞職しなければ不信任決議案を提出するとしていました。追い詰められた小川氏は11月25日に退職願を提出し、11月27日付で辞職が決定。問題発覚から約2カ月での引責辞職となりました。 丸山氏の経歴と政治姿勢 丸山彬氏は前橋市出身で、祖父と父も弁護士という法曹家系に生まれました。慶應義塾大学経済学部を経て明治大学法科大学院を修了し、2016年から群馬弁護士会に所属しています。現在は父親が所長を務める丸山法律事務所で一般民事や企業法務などに取り組んでいます。 政治経験はありませんが、まちづくりや起業に強い関心を持っています。2022年の群馬イノベーションアワード（GIA）では、弁護士として多くの離婚相談を受けた経験から全国の既婚者が気軽に相談し合えるアプリを提案し、ファイナリストに輝きました。また、2024年からは東和銀行の社外取締役を務めています。 記者会見で丸山氏は小川前市長の問題について「人間は誰もが完璧ではない。そのこと自体を責める気はない」としつつ、「子どもに誇れる前橋と言えなくなっている」と立候補の動機を説明しました。政治経験がないことについては「この危機を乗り越えるには、経験がない方がうまくいく」と強調し、バランス感覚を生かして「前橋を団結させたい」と語りました。 経済界とのつながりと山本知事の評価 丸山氏は前橋青年会議所の監事や、前橋市の経営者らで作る一般社団法人「太陽の会」の監事を務めています。太陽の会は2016年に設立された企業家集団で、ジンズホールディングスCEOの田中仁氏が会長を務める組織です。岡本太郎作品「太陽の鐘」の誘致や、3億円を寄付した馬場川通りの遊歩道整備など、前橋の発展に大きく貢献してきました。 同会は前橋ビジョン「めぶく。」の実現を目指し、民間主導のまちづくりを推進。2024年8月には一般社団法人に移行し、従来の23社から64社（人）へと大幅に会員を増やしています。丸山氏はこうした経済界との強いつながりを持ち、一部経済界の支持を受けています。 山本一太群馬県知事は丸山氏について「若くて政治の色がついておらずクリーンだ」と高く評価し、面会した上で支援を検討するとしています。小川前市長の問題については「前橋のブランドイメージが棄損された。決断が遅すぎた」と厳しく批判する山本知事だけに、丸山氏への期待は大きいとみられます。 政策と今後の展開 政策面では、小川前市長の子ども政策を評価し、不妊治療や産後ケアの拡充などを掲げています。経済政策では、中心部で進む民間主導の街づくりを踏まえ「経済を循環させ、エネルギーが満ちあふれる街にするために縁の下の力持ちになる」と意気込みを示しました。 前橋市長選をめぐっては、辞職した小川前市長も再出馬の可能性を完全には否定していません。また、2024年2月の市長選で小川氏に敗れた山本龍前市長（66）も出馬に向けた検討を始めたことが明らかになっています。さらに共産党も候補擁立を模索しており、混戦の様相を呈しています。 丸山氏は今回の市長選での初めての出馬表明者となり、選挙戦の行方を左右する存在として注目されます。前橋市のイメージ回復と市政の正常化を求める市民の声に応えることができるか、その手腕が問われることになります。