2025-10-06 コメント投稿する ▼
ベッド脇で腰が密着する構造の部屋で“打ち合わせ”?前橋市長・小川晶氏に説明責任
しかし、「男女の関係はなく、仕事の相談や打ち合わせをしていた」と説明し、その発言が市民の間で大きな波紋を呼びました。 市長は会見で「食事を持ち込み3時間ほど滞在した」と語りましたが、この空間で「相談や打ち合わせ」が成立するのか、多くの疑問が残ります。 また、市長の支援者である地元の経営者団体にも、市長名で「市民のために力を尽くす」と記された文書が送られたとされ、辞任を否定する姿勢が強まっています。
前橋市長・小川晶氏、ラブホテル通いを認める
群馬県前橋市の市長・小川晶氏(42)は、2025年9月24日の記者会見で、市幹部の既婚男性X氏と10回以上ラブホテルを利用していたと認めました。
しかし、「男女の関係はなく、仕事の相談や打ち合わせをしていた」と説明し、その発言が市民の間で大きな波紋を呼びました。
多くの人が「市長室で相談できたのではないか」と疑問を呈し、「説明になっていない」と批判が集中しました。小川市長は10月2日に市議向けの非公開説明会を行いましたが、内容は十分とはいえず、続投の意向をにじませた姿勢に議会内でも反発が起きています。
“203号室”の構造が浮き彫りにする矛盾
取材によって、小川市長とX氏が利用したとされる「203号室」と同じ構造の部屋の内部が確認されました。部屋は1階のガレージから直接入るタイプで、階段を上ると約10畳の居室が広がっています。
しかし、その半分以上をベッドが占めており、ベッド脇にはローテーブルと小さなソファが1つ。二人が横並びに座ると腰と腰が密着するほどの狭さしかありません。
さらに、バルコニーには壁に囲まれた露天風呂があり、脇に小さなコーヒーテーブルと椅子が1脚だけ。仕事の打ち合わせや資料の確認を行うには、どう考えても不自然な構造です。
市長は会見で「食事を持ち込み3時間ほど滞在した」と語りましたが、この空間で「相談や打ち合わせ」が成立するのか、多くの疑問が残ります。
「あのソファ、二人で座ったら密着する距離ですよ」
「資料を広げるスペースなんてないはず」
「公務の話ならなぜ役所でしないのか」
「誰がどう見ても説明が苦しい」
「市民として恥ずかしい気持ちになります」
こうしたSNS上の声は増え続け、市民感情の冷え込みが一層深まっています。
市側対応と議会・市民の反応
前橋市役所は「会見で市長が説明した通り」とのみ回答し、詳細な説明を避けています。一方、9月末までに市役所には約4000件もの苦情や意見が寄せられ、市民の怒りは明白です。
市議会関係者の一人は「涙を流していたので辞任かと思ったが、『責任を持って進んでいきたい』と言われ驚いた」と語っています。
また、市長の支援者である地元の経営者団体にも、市長名で「市民のために力を尽くす」と記された文書が送られたとされ、辞任を否定する姿勢が強まっています。
一方で、市政への信頼は急速に失われ、市民団体からは「説明責任を果たすまで公務を続けるべきではない」との声も上がっています。
問われる説明責任と市政への影響
今回の問題で最も問われているのは、公人としての説明責任と公私の線引きです。なぜ市役所や公的施設を使わず、わざわざラブホテルを選んだのか。その合理性を明確に説明できない限り、市民の理解は得られません。
地方自治体の長としての判断力、危機管理能力、倫理観が問われており、この問題は前橋市政の信頼そのものを揺るがすものです。
さらに、こうした曖昧な行動は「支援者や内部関係者とのなれ合い政治」への不信感を増幅させる可能性があります。政治が国民のためでなく、内部の都合で動くことへの警鐘として受け止めるべきです。
小川市長の一挙手一投足が今後も注目されます。真に市民の信頼を取り戻すためには、明確で誠実な説明と行動が欠かせません。