2025-05-08 コメント投稿する ▼
高市早苗氏、憲法改正議論の遅れに不満表明 船田元氏の慎重姿勢に「かなり落胆」
高市早苗氏、船田元氏に不満表明 憲法改正議論の停滞に焦り
自民党の高市早苗前経済安全保障担当相が8日、衆議院憲法審査会で、同党の船田元・与党筆頭幹事に対して強い不満を表明した。高市氏は、憲法改正の条文起草委員会の早期設置に消極的な船田氏の姿勢を批判し、「かなり落胆している」と語った。高市氏は、「各党が条文案を持ち寄って議論する機会が設けられていないことは非常に残念だ」と述べた。
船田氏はこれに対し、改憲に関する各項目の議論が「まだ十分に煮詰まっていない」とし、慎重な対応を取る理由を説明。特に条文起草委員会の設置については「やや慎重に考えざるを得ない」と述べ、急ぐことには否定的な立場を示した。
高市氏は、特に緊急事態条項の条文検討作業に参加し、議論を進めようとしていたものの、実際には進展が見られず、毎回テーマが変わる現状を「残念」と指摘。憲法改正に向けた具体的な議論が進まないことに苛立ちを見せた。
一方、船田氏は審査会終了後、記者団に対し「15日の憲法審幹事懇談会で起草委員会設置を提案したい」と明らかにし、今後の進展を示唆した。
高市氏と船田氏の立場の違い
* 高市早苗氏:改憲条文起草委員会の早期設置を主張。特に緊急事態条項の議論を重視。
* 船田元氏:各党間の議論が煮詰まっていないとし、委員会設置に慎重な立場。
ネットの反応
「高市さんの言う通り、議論を進めるべきだ。時間がかかりすぎる。」
「船田氏の慎重な姿勢は理解できる。改憲は慎重に進めるべき。」
「憲法改正が必要なら、しっかり議論して決めるべきだと思う。」
「自民党内で意見が割れているのは問題。国民に説明を!」
「緊急事態条項は重要。早急に議論を進めてほしい。」
今後の見通し
高市氏が求める条文起草委員会の設置が実現するかは、15日の幹事懇談会での船田氏の提案次第だ。自民党内での意見の違いが表面化していることもあり、憲法改正議論の行方が注目される。