2025-11-28 コメント投稿する ▼
公約政府が外国人刑事処分で答弁書決定 高市早苗首相総裁選発言受け国籍理由の不起訴否定
政府は2025年11月28日の閣議で、外国人の刑事処分について「国籍などを理由として不当な起訴、または不起訴の判断をすることはない」とする答弁書を決定しました。 これは、高市早苗首相が自民党総裁選で行った外国人犯罪に関する発言を受けた、立憲民主党の石垣のり子参院議員の質問主意書に対する政府回答です。 石垣のり子参院議員は質問主意書で、外国人犯罪に関する政府の姿勢を問いただしました。
政府が外国人刑事処分で答弁書決定
高市首相の総裁選発言めぐり「国籍理由の不起訴判断せず」
政府は2025年11月28日の閣議で、外国人の刑事処分について「国籍などを理由として不当な起訴、または不起訴の判断をすることはない」とする答弁書を決定しました。これは、高市早苗首相が自民党総裁選で行った外国人犯罪に関する発言を受けた、立憲民主党の石垣のり子参院議員の質問主意書に対する政府回答です。
高市首相の総裁選発言とは
問題となったのは、高市氏が9月22日の自民党総裁選所見発表演説会で「警察で通訳の手配が間に合わず、不起訴にせざるを得ないとよく聞く」と述べた発言です。この発言は、外国人犯罪者が通訳不足を理由に起訴を免れているという内容でした。
この言説は参政党を支持するインフルエンサーなどがしきりに主張しているもので、真偽不明の情報として批判が相次ぎ、司法分野の通訳育成に携わる識者が「実態と異なる」と苦言を呈していました。
実際に、立憲民主党の米山隆一氏が警察庁に問い合わせた結果、「そんな例はない」という返答を得ており、法務省の見解としても通訳不在によって外国人が不起訴という事例は確認できていません。
石垣議員の質問と政府の回答
石垣のり子参院議員は質問主意書で、外国人犯罪に関する政府の姿勢を問いただしました。特に、政府として「外国人が増えても犯罪が増えることはない」とのメッセージを出すべきだと主張しました。
しかし、政府の答弁書では「比較を行う期間によって異なり、一概に論じるのは困難だ。指摘の旨の広報を行うことは想定していない」として、この主張には応じない考えを示しました。
「外国人だけ不起訴になるなんておかしい」
「通訳がないからって犯罪者を釈放するの?」
「高市さんの発言は事実と違うじゃないか」
「政府はもっとちゃんと説明すべき」
「外国人犯罪への不安は確実にある」
外国人刑事事件の実態とは
外国人の刑事事件には確かに特殊な事情があります。取調べや法廷での審理において通訳が必要になり、通訳人の都合によって弁護士の接見が左右される場合があります。
また、外国人の場合、起訴されて有罪になると退去強制事由に該当する可能性があるため、示談による不起訴を目指すことが重要になります。このため、示談が成立して不起訴になるケースが日本人より多く見られる場合があります。
しかし、2025年法務省調査によると、通訳ミスによる証拠不採用率は23.7%となっており、通訳問題が刑事処分に影響を与える可能性は否定できません。ただし、これが「通訳不足による不起訴」を意味するわけではありません。
政府の外国人政策への影響
今回の政府答弁書は、外国人政策をめぐる議論に一定の影響を与えると予想されます。高市首相は首相就任後、外国人政策に関する関係閣僚会議を開き、不法滞在者対策や土地取得規制について検討を指示しており、外国人問題への厳格な対応姿勢を示しています。
一方で、政府が「国籍を理由とした差別的処分は行わない」と明言したことで、外国人の人権に配慮した政策運営が求められることになります。外国人犯罪への対応では、事実に基づいた冷静な議論と、適切な制度整備が必要です。
政府は今後、外国人政策について国民により丁寧な説明を行うとともに、根拠のない偏見や誤解の解消に努める必要があります。
この投稿は高市早苗の公約「外国人政策を現実的に見直し、ルール順守を徹底」に関連する活動情報です。この公約は点の得点で、公約偏差値、達成率は0%と評価されています。