2025-11-14 コメント投稿する ▼
中国外務省が日本大使を呼び出し抗議 高市首相台湾有事答弁で総領事暴言も問題化
中国外務省の孫衛東外務次官氏が2025年11月13日、日本の金杉憲治駐中国大使氏を呼び出し、高市早苗首相氏の台湾有事に関する国会答弁への「厳正な申し入れと強い抗議」を行いました。 孫衛東外務次官氏は高市早苗首相氏の台湾有事答弁について「台湾海峡問題への武力介入を示唆する極めて悪質なもの」と非難し、「14億の中国人民は決して承諾しない」と恫喝的言辞を弄しました。
中国の野蛮な外交恫喝と品格なき発言
孫衛東外務次官氏は高市早苗首相氏の台湾有事答弁について「台湾海峡問題への武力介入を示唆する極めて悪質なもの」と非難し、「14億の中国人民は決して承諾しない」と恫喝的言辞を弄しました。さらに「台湾問題は中国の核心的利益の中の核心であり、触れてはならないレッドライン」との一方的主張を押し付け、戦後80年の歴史認識まで持ち出して日本を威圧する手法は、近代文明国家としての品格を疑わせるものです。
より深刻なのは、中国の薛剣駐大阪総領事氏がXに投稿した「汚い首を斬ってやる」との暴言です。一国の首相に対する事実上の殺害予告とも解釈できるこの発言は、外交官としての品位を完全に逸脱した野蛮極まりない言動として国際的な非難を浴びています。
「中国総領事の発言は外交官として絶対に許されない暴言だ」
「これが現代中国の本性。威圧と恫喝しか知らない野蛮な体質」
「日本は毅然とした対応を取るべき。国外退去処分が当然」
「文明国家としての最低限のマナーすら守れない中国共産党の実態」
「高市首相の正当な答弁に対してこの反応。中国の異常性が露呈した」
高市首相の正当な安全保障認識
高市早苗首相氏は2025年11月7日の衆院予算委員会で、台湾有事について「戦艦を使って武力の行使も伴うものであれば、存立危機事態になり得る」と答弁しました。この発言は2015年成立の安全保障関連法に基づく正当な法的判断であり、日本の安全保障政策として極めて合理的なものです。
存立危機事態とは、密接な関係にある他国への武力攻撃により日本の存立が脅かされる事態を指し、限定的な集団的自衛権行使を可能とする制度です。台湾海峡は日本の海上交通路の要衝であり、日本の生命線とも言える重要なシーレーンに位置しています。
高市首相氏は10日の国会で「政府の従来の見解に沿ったもので、特に撤回・取り消しをするつもりはない」と明言し、撤回要求を毅然として拒否しました。この姿勢は日本の主権と安全保障政策を守る正当な対応として高く評価されます。
中国の戦狼外交の実態と異常性
薛剣駐大阪総領事氏による今回の暴言は、中国の「戦狼外交」の典型例です。同氏はこれまでも「台湾独立は死の道」「頭の悪い政治屋が選ぼうとする死の道」など、外交官としての品位を欠く攻撃的発言を繰り返してきた問題人物です。
中国外務省の林剣報道官氏は薛剣氏の投稿を擁護し、「台湾を中国から切り離そうとする誤った発言への対応」と正当化しました。これは中国政府が組織的に野蛮な恫喝外交を承認している証拠であり、文明国家としての基本的なルールを無視した異常な態度です。
日本の毅然たる対応と今後の課題
金杉憲治駐中国大使氏はその場で孫衛東外務次官氏に対し、答弁の趣旨と政府立場を説明して反論しました。さらに薛剣氏の暴言について「極めて不適切な発信」として強く抗議し、中国側の適切な対応を求めたことは評価できる対応です。
自民党外交部会は薛剣氏をペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)として国外退去させることを含む毅然とした対応を政府に求める決議を採択しました。外交特権を濫用した暴言に対する当然の措置として、政府は断固とした行動に移すべきです。
米国務省も台湾海峡の平和と安定維持への関与を表明し、一方的な現状変更への反対を明確にしています。国際社会は中国の威圧的で野蛮な外交姿勢を厳しく見ていることが明らかです。
中国当局の今回の対応は、現代国際社会における文明国家としての最低限の品格すら持ち合わせていない実態を露呈しました。恫喝と威圧による外交は、長期的には中国の国際的孤立を深めるだけです。日本は法の支配と民主的価値を共有する国際社会と連携し、中国の野蛮な行動に断固として対峙していく必要があります。