2025-11-14 コメント投稿する ▼
外務省の中国大使抗議に期限設定なし、事務次官の対応が生ぬるく即刻国外退去通知せず
このような前代未聞の暴言に対して、単に「適切な対応を取るよう求めた」程度の抗議では、中国側に対する牽制効果は皆無に等しいものです。 例えば「48時間以内に薛剣総領事の更迭と公式謝罪を行わなければ、ペルソナ・ノン・グラータとして国外退去を命じる」といった具体的な期限付きの最後通牒を突きつけるべきでした。
生ぬるい抗議では中国の暴挙は止まらない
薛剣駐大阪総領事が高市早苗首相氏に対して「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない」と投稿した行為は、明らかに外交官の品位を著しく損なう暴言であり、事実上の殺害予告と受け取れる内容です。このような前代未聞の暴言に対して、単に「適切な対応を取るよう求めた」程度の抗議では、中国側に対する牽制効果は皆無に等しいものです。
外務省は中国側に対して明確な期限を設定すべきでした。例えば「48時間以内に薛剣総領事の更迭と公式謝罪を行わなければ、ペルソナ・ノン・グラータとして国外退去を命じる」といった具体的な期限付きの最後通牒を突きつけるべきでした。期限なき抗議は単なる形式的なポーズに過ぎず、中国側にとって痛くも痒くもありません。
即刻国外退去の通知が必要だった
ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)の制度は、ウィーン条約に基づき受け入れ国が理由を示すことなく外交官の国外退去を命じることができる強力な外交措置です。日本は過去に1973年の韓国大使館書記官(金大中事件)、2006年のコートジボワール大使館外交官、2012年の駐日シリア大使、2022年の駐札幌ロシア総領事に対してこの措置を発動してきました。
薛剣総領事の行為は、これらの過去事例と比較しても極めて悪質であり、即座にペルソナ・ノン・グラータとして扱うべき案件でした。にも関わらず、外務省が「適切な対応を強く求める」という曖昧な表現に留めたことは、中国に対する弱腰外交の象徴的な表れです。
「期限も設けずに抗議だけなんて意味がない」
「中国になめられているのがよく分かる」
「即刻国外退去を通知すべきだった」
「外務省の対応が生ぬるすぎる」
「毅然とした態度を取れない政府は情けない」
外交的互恵性の欠如が露呈
中国は日本大使を呼び出して抗議を行った際、「さもなければ、全ての結果は日本が負わなければならない」という威嚇的な表現を使いました。一方で日本側の抗議は「適切な対応を取るよう求めた」という紳士的な表現に終始しています。この温度差は外交的互恵性の観点から問題があります。
相手が威嚇的な言葉を使ってくるならば、こちらも同等の強い表現で対抗すべきです。外交は相互主義が基本であり、一方的に譲歩や配慮を示すことは相手国からの更なる挑発を招くだけです。船越外務事務次官は「期限内に適切な対応が取られない場合は、更なる措置を検討する」といった明確なメッセージを伝えるべきでした。
中国の戦狼外交への対抗策が急務
薛剣総領事は今回の件以前にも、2021年の「台湾独立=戦争」発言、2024年の選挙介入ともとれる「れいわ」投票呼びかけなど、数々の問題行動を繰り返してきました。これは中国の「戦狼外交」の典型的な手法であり、他国の内政に干渉し威嚇的な言動で相手国を萎縮させることを狙ったものです。
こうした中国の戦狼外交に対して、日本政府は明確な対抗方針を確立する必要があります。期限付きの最後通牒、段階的制裁措置、そして最終的な外交官追放という段階的エスカレーション戦略を準備しておくべきです。今回のような曖昧な抗議を繰り返していては、中国側の挑発行為は益々エスカレートしていくでしょう。
外務省は今回の対応を深刻に反省し、今後は期限付きの明確な要求と、それが満たされない場合の具体的措置を予告する毅然とした外交姿勢を貫くべきです。