2025-10-22 コメント投稿する ▼
高市内閣支持率64%、石破・岸田内閣発足時を大きく上回る高水準
日本初の女性首相誕生が女性活躍の後押しになると歓迎した人は76.5%に達し、国民の期待の高さがうかがえます。 一方で、自民党派閥の裏金事件で元秘書が略式起訴された萩生田光一氏を幹事長代行に起用した人事については、70.2%が適切ではないと回答しています。
石破・岸田内閣を大きく上回る支持率
共同通信社が実施した世論調査によると、高市内閣の不支持率は23.2%でした。石破内閣の直近9月の支持率が34.5%、不支持率が51.4%だったことと比較すると、自民党にとって首相交代効果が明確に表れた形です。ただし支持率は菅義偉内閣発足時の66.4%にはわずかに届きませんでした。
自民党と日本維新の会の連立政権発足を「よかった」とした人は64.4%に上りました。一方で、公明党が自民党との連立政権から離脱した判断については、66.2%が評価すると回答しています。長年続いた自公連立が終わり、新たな政治の枠組みが形成されたことに対し、国民の多くが肯定的に受け止めていることがわかります。
「女性首相誕生は歴史的。これで日本も変わるかもしれない」
「支持率64%は予想以上に高い。国民の期待が大きい証拠」
「萩生田氏の起用は理解できない。裏金問題を軽視してる」
「維新との連立は新鮮。公明党離脱も時代の変化かな」
「高い支持率だけど、実績で示してほしい。期待だけでは困る」
萩生田氏起用に7割が否定的
高市内閣の支持率が高い一方で、人事面では厳しい評価が示されました。自民党派閥の裏金事件で元秘書が略式起訴された萩生田光一氏を、要職である幹事長代行に起用した人事について、適切ではないと答えた人が70.2%に達しました。萩生田氏の政策秘書は2025年8月15日、旧安倍派からの寄付金約1900万円超を政治資金収支報告書に記載しなかったとして、政治資金規正法違反の罪で略式起訴されています。
東京第5検察審査会が起訴相当を議決したことを受け、東京地検特捜部が当初の不起訴判断を覆して略式起訴に踏み切りました。検察審査会は秘書の常習性や領収書破棄といった証拠隠滅行為を指摘し、悪質性が高いと判断していました。このような問題を抱える議員を要職に起用したことに対し、国民の多くが疑問を感じていることが数字に表れています。
女性活躍への期待が76%超
高市首相の就任による日本初の女性首相誕生が、女性活躍の後押しになると歓迎した人は、どちらかといえばを合わせて76.5%に達しました。これは内閣支持率の64.4%を大きく上回る数字で、性別を問わず多くの国民が女性リーダーの誕生を前向きに捉えていることを示しています。
高市内閣支持の理由としては、首相を信頼するが26.6%、経済政策に期待できるが22.5%と続きました。回答は固定電話426人、携帯電話627人から得られました。石破内閣では消極的な支持理由が多かったのに対し、高市内閣では積極的な支持が目立つ点が特徴的です。
高市首相は自民党総裁選の期間中から、攻めの予防医療や積極財政、防衛力強化などを訴えてきました。女性初の首相として、また保守色の強い政策を掲げる政治家として、国民からの期待は高いといえます。一方で、裏金問題に関わった議員の要職起用など、人事面での批判も根強く残っています。今後の政権運営で、この高い支持率を維持できるかどうかが焦点となります。