2025-10-04 コメント投稿する ▼
台湾・頼清徳総統「高市氏は揺るぎない友人」 日台の連携強化を期待、4月の会談で防衛協力を確認
頼氏は「今後、台日双方が各分野で交流と協力を深め、インド太平洋地域の安全と安定を実現していけるよう期待しています」と記し、外交・安全保障両面での連携深化を呼びかけました。 この声明は、台湾が高市政権の誕生を「戦略的パートナーシップの強化」として捉えていることを示しています。 という3点で一致しています。
頼清徳総統「高市氏は台湾の揺るぎない友人」
自民党総裁選で高市早苗(たかいち さなえ)氏が新総裁に選出されたことを受け、台湾の頼清徳(らい せいとく)総統は4日、自身のX(旧ツイッター)で祝意を表しました。
投稿では「自民党総裁当選を衷心より熱烈にお祝い申し上げます。高市衆議院議員は台湾にとって揺るぎない友人です」と述べ、日台関係への信頼を強調しました。
頼氏はさらに、「今後、台日双方が各分野で交流と協力を深め、インド太平洋地域の安全と安定を実現していけるよう期待しています」と記し、外交・安全保障両面での連携深化を呼びかけました。
この声明は、台湾が高市政権の誕生を「戦略的パートナーシップの強化」として捉えていることを示しています。
4月の訪台で確認された「3点連携」
高市氏は2025年4月に台北を訪問し、頼総統と直接会談しました。
当時の会談では、
1. 防衛協力の強化
2. 経済安全保障分野での連携
3. 自由・民主主義など価値観の共有
という3点で一致しています。
高市氏は会談後、「非政府間の実務関係であっても堂々とその実務を強化すべきだ」と述べ、「日台は事実上のパートナーだ」という姿勢を鮮明にしました。
この発言は中国の圧力に屈しない立場を示すものとして、台湾社会でも大きな注目を集めました。
「高市氏こそ真の台湾の友人だ」
「女性リーダー同士の信頼関係が期待できる」
「防衛面で日本が明確な立場を取ったのは大きい」
「中国の脅威に向き合う覚悟が伝わる」
「日台の連携がアジアの安定につながる」
SNSでは、こうした声が台湾・日本双方で広がりました。
台湾メディアも一斉報道
台湾主要メディアは「日本史上初の女性首相となる見通し」と速報を打ち、高い関心を示しました。特に与党・民主進歩党(民進党)寄りの自由時報は、「高市氏は『台湾の友人』と言ってよい」と報じ、安倍晋三元首相の「台湾有事は日本有事」という理念を継ぐ存在として紹介しました。
また、日台友好を推進する超党派議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)の古屋圭司会長が総裁選で高市氏を推薦したこと、さらに林佳竜外交部長(外相に相当)が7月の非公式訪日時に高市氏と面会していたことも取り上げられました。
こうした交流は、単なる外交儀礼を超えた「戦略的対話」の積み重ねとして評価されています。
日台関係、ポピュリズム外交を超えて
高市氏の姿勢は、人気取りのポピュリズム外交ではなく、国益を軸とした現実的な協力を重視するものです。「支援のための支援」ではなく、相互の安全保障・経済連携に根差した関係構築を志向しています。これは「海外援助には国益の説明が必要」という持論にも通じます。
台湾にとっても、アジアの不安定化が進む中で日本との協調は不可欠です。高市氏が率いる新政権が、外交方針で毅然とした立場を貫くことができるかは、インド太平洋全体の安定に直結します。
「信頼に基づく日台連携」こそ、アジアの平和の鍵となります。