2025-10-04 コメント投稿する ▼
高市早苗が「ワークライフバランスを捨てる」と宣言
私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます」。 そのための言葉が「ワークライフバランスを捨てる」という象徴的な表現でした。 この発言を額面どおりに「長時間労働容認」と受け取るのは誤りであり、実際には「政治家として全力を尽くす」という覚悟の表明です。 関係者は「高市氏の言葉は、他人にだけでなく自分に向けたものだ」と語ります。
覚悟を示す言葉
自民党の高市早苗(たかいち さなえ)新総裁は4日、所属議員への挨拶で強い言葉を放ちました。「全員に馬車馬のように働いてもらう。私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます」。
政府が掲げる長時間労働の是正方針と逆行するかのような発言ですが、狙いは政策転換ではなく、自らの覚悟を明確に示すメッセージでした。
総裁選を勝ち抜いた直後の高市氏は、組織再建に向けた決意を語り「全世代総力結集で頑張らないと立て直せない」と強調しました。続けて「働いて、働いて、働いて、働いて、働いてまいります」と繰り返し、自らを奮い立たせるように宣言しました。
背景にある党再生への危機感
党内関係者によれば、高市氏はかねてから「政権を支える原動力は努力しかない」と語っており、選挙後の党勢立て直しを最優先課題に据えています。
党支持率の低下や組織内の停滞感を打破するには、強いリーダーシップが必要という認識です。
そのための言葉が「ワークライフバランスを捨てる」という象徴的な表現でした。
この発言を額面どおりに「長時間労働容認」と受け取るのは誤りであり、実際には「政治家として全力を尽くす」という覚悟の表明です。
関係者は「高市氏の言葉は、他人にだけでなく自分に向けたものだ」と語ります。
議員たちの反応
挨拶の場で石破茂首相は、「あそこまで言われると大丈夫かという気もする」と率直に述べつつ、「全身全霊、国家国民のためにという決意の表れだ」とフォローしました。
この発言に、若手議員の一部は驚きつつも感銘を受けたといいます。
「高市総裁の目は真剣そのものだった。あの場にいた全員が、これは本気だと理解した」と出席者は語りました。
一方で、労働環境への配慮を求める議員からは慎重な意見もあり、「政治家の責任感は理解するが、表現は強すぎた」との声も聞かれます。
それでも「トップが本気を見せるのは大切だ」という支持も根強く、党内では賛否が拮抗しています。
高市氏の政治姿勢
高市氏はこれまでも政策形成に際し、寝る間を惜しむ努力家として知られてきました。資料を抱えて深夜まで検討を重ねる姿は、周囲から「働きすぎる政治家」と評されています。
その背景には、学生時代から培った自立心があります。神戸大学時代にはヘビーメタルバンドでドラムを担当し、アルバイトで学費を賄いました。こうした経験が、行動力と責任感の基礎になっています。
また、政治信条として憲法改正や男系による皇位継承の堅持を掲げ、保守的な国家観を明確にしています。「国を守る政治」「伝統を継ぐ政治」を軸に据え、実行力を重視する姿勢を貫いています。
目標とする政治家に英国のマーガレット・サッチャー氏を挙げ、「信念を貫く強さを学びたい」と公言しています。
今後の焦点
今回の発言は、党の再出発に向けた士気高揚を狙うものであり、政策変更ではありません。
高市氏は「全員で立て直す」という言葉を繰り返し、党内結束を促しています。
今後は、財政健全化と減税政策の両立、憲法改正の具体的手順、安全保障政策の再構築など、多岐にわたる課題に直面します。
ドロ船化した政権運営からの脱却を掲げる高市氏にとって、覚悟の言葉は自らに課した戒めでもあります。
「寝る間を惜しんで働く」政治家像を貫くことで、支持を拡大できるかが試金石となります。
「あの強さが必要だと思う」
「ワークライフバランスを捨てるって言葉、衝撃的」
「本気を見せた高市さんを応援したい」
「政治の現場が引き締まった感じ」
「強いリーダーが戻ってきた印象だ」