2025-10-03 コメント投稿する ▼
自民党総裁選2025 高市早苗氏が17県で党員票優勢も議員票拡大が課題
林芳正官房長官は山口県など4県で優勢と報じられていますが、茂木敏充前幹事長や小林鷹之元経済安全保障担当相は苦戦している状況です。 一方、国会議員票では小泉氏が80人以上の支持を固めており、高市氏は40人を超えるにとどまっています。 林氏も約60人をまとめているとされ、高市氏が総裁選で勝利するためには議員票の拡大が不可欠です。
自民党総裁選、高市早苗氏が党員票で優勢
自民党総裁選は2025年10月4日に投開票が行われ、新たな総裁が選出されます。党員票の動向調査によれば、高市早苗前経済安全保障担当相が17の都道府県で他候補をリードしていることが分かりました。高市氏は奈良県をはじめとする関西圏に加え、東京や千葉など関東でも強い支持を集めています。
一方で、小泉進次郎農林水産相は15県で優勢とされ、高市氏との接戦となる県も6県存在します。林芳正官房長官は山口県など4県で優勢と報じられていますが、茂木敏充前幹事長や小林鷹之元経済安全保障担当相は苦戦している状況です。
高市氏の強みと支持基盤
高市氏はこれまで経済安全保障担当相として、中国やロシアをにらんだ戦略的政策を進めた実績を持ちます。安全保障分野に強みを持つことが、国際環境が不安定化する中で党員や地方議員の支持を集める背景となっています。また、関西出身という地盤を活かし、地方票の広がりを確実に押さえている点も特徴です。
女性として初の首相候補という期待感もあり、政策と象徴性の両面で存在感を示しています。経済政策や減税への姿勢においても、国民の生活に直結する訴えを強調しており、党員票での浸透につながっているとみられます。
国会議員票での課題
一方、国会議員票では小泉氏が80人以上の支持を固めており、高市氏は40人を超えるにとどまっています。林氏も約60人をまとめているとされ、高市氏が総裁選で勝利するためには議員票の拡大が不可欠です。
決選投票となった場合、議員票の動きが勝敗を左右するため、高市氏は今後の数日間で他派閥への働きかけを強める必要があります。政策的な一致点を打ち出し、派閥横断的な連携を築けるかどうかが最大の焦点となります。
高市氏に求められる戦略
高市氏が党員票で優勢を確実にしたとしても、最終的に総裁の座に就くには国会議員票の積み増しが不可欠です。特に、まだ態度を明らかにしていない50人前後の議員をどう取り込むかが鍵となります。
外交・安全保障での強い発信に加え、経済や社会保障など幅広い政策で党内の合意を形成できるかが問われます。高市氏がこれまで訴えてきた「国民目線の政治」が、議員にどこまで響くかが注目されます。