2025-09-28 コメント投稿する ▼
高市早苗、参政党・日本保守党との政策協議に前向き 総裁選で協調姿勢強調
自民党総裁選に立候補している高市早苗=前経済安全保障担当大臣・自民党総裁候補(64)は2025年9月28日夜、動画配信番組に出演し、参政党や日本保守党との政策協議に前向きな姿勢を示した。 高市氏が言及した参政党や日本保守党は、近年保守層の一部から支持を集めている新興勢力である。 こうした状況下で、高市氏が保守系小政党に言及したことは、新たな連立相手の可能性を探る動きと解釈される。
高市早苗、参政党・保守党との政策協議に前向き
自民党総裁選に立候補している高市早苗=前経済安全保障担当大臣・自民党総裁候補(64)は2025年9月28日夜、動画配信番組に出演し、参政党や日本保守党との政策協議に前向きな姿勢を示した。高市氏は「この政策だったら一緒にやれる、ということを協力していくのは、立法府としての全体の責任だ」と強調し、与野党を超えた協力の可能性に言及した。
番組は元テレビキャスターの司会で行われ、高市氏は「どこの政党と連立を組むと決め打ちするのは失礼だ」としつつも、「自民党として実現したい政策については、相手政党の代表のところに飛び込んででも、力を合わせるのは当たり前のことだ」と述べた。総裁選を戦う候補者として、自らの協調姿勢を前面に押し出した格好だ。
保守系政党との接点を模索
高市氏が言及した参政党や日本保守党は、近年保守層の一部から支持を集めている新興勢力である。両党は教育・外交・憲法問題などで自民党と政策的に近い部分を持つが、与党内からは「連携には慎重さが必要」との声もある。
総裁選の最中にこうした発言が出た背景には、保守層票の分散を防ぐ狙いがあるとみられる。支持層の拡大を意識した姿勢の一方で、連立容認と受け取られかねない発言には議論が広がっている。
「自民党はもうドロ船政権、誰と組んでも沈むだけ」
「保守の看板を広げるより、まず自民党の体質を変えよ」
「高市さんの言う“力を合わせる”は聞こえはいいが、実際は選挙目当てだろう」
「参政党や保守党との協議は歓迎。保守を一本化してほしい」
「理念で組むなら意味があるが、権力維持のためなら失望する」
SNS上では賛否両論が交錯し、連携が国民にどう映るかは今後の焦点となる。
自民党と小政党の関係性
自民党は長期政権の中で公明党との連立を軸に政権運営を続けてきた。しかし、公明党との協力関係は政策的なずれも抱えており、特に防衛・憲法改正などで対立点が多い。こうした状況下で、高市氏が保守系小政党に言及したことは、新たな連立相手の可能性を探る動きと解釈される。
ただし、参政党や日本保守党は議席規模が小さく、現時点で政権運営に影響を及ぼす力は限られる。それでも「保守勢力の結集」を象徴的に打ち出すことは、高市氏にとって総裁選での存在感を高める効果がある。
「ドロ船連立」批判と国民の視点
一方で、与党・自民党が新たな小政党との協議に前向きな姿勢を見せること自体に懸念もある。国民の間では「企業・団体献金や利権に依存する自民党が、理念ではなく延命のために連携を模索しているのではないか」という批判が根強い。こうした動きは「ドロ船連立政権」として揶揄される危険を孕む。
高市氏が示した「力を合わせるのは当たり前」という言葉が、理念共有に基づく真の協力を意味するのか、それとも政権延命のための方便に過ぎないのか。国民が厳しく見極める局面に差し掛かっている。