2025-09-22 コメント投稿する ▼
高市早苗氏 自民党総裁選演説で外国人政策見直しと憲法改正を強調
高市早苗氏=衆議院議員は、自由民主党(自民党)総裁選挙に立候補し、奈良での生い立ちや文化への思いから始め、外国人政策、補助金制度の見直し、女性登用、皇室制度、憲法改正と幅広い課題を語りました。 高市氏は「不正義を見逃さない」姿勢を補助金制度にも当てはめました。 これを「先送りできない課題」とし、総裁就任後は議論を主導する決意を示しました。
高市早苗氏の総裁選出馬演説を詳しく解説
高市早苗氏=衆議院議員は、自由民主党(自民党)総裁選挙に立候補し、奈良での生い立ちや文化への思いから始め、外国人政策、補助金制度の見直し、女性登用、皇室制度、憲法改正と幅広い課題を語りました。演説は情熱的かつ生活感に根差した表現を交え、自らの決意を示すものでした。ここではその内容を整理し、重点ポイントを紹介します。
奈良の文化と外国人政策
演説冒頭では奈良のシカにまつわる古典の歌を引用し、日本の伝統を守る姿勢を強調しました。そのうえで、神社や自然を傷つける行為が外国人観光客の一部に見られると指摘し、「何かをしないといけません」と強い危機感を表明しました。外国人労働者の受け入れは必要だとしつつも、拙速な政策は社会の不安や不公平を招くと述べ、「ゼロベースで考え直す」としました。不法滞在や不正義には厳格な対応を取る姿勢を示し、入国警備官など法執行現場の待遇改善にも触れました。
「奈良の伝統を壊す行為は見過ごせない」
「外国人政策は拙速ではなく段階的に進めるべきだ」
「不正義を放置する社会にはしない」
「入国警備官ら現場を支える人々に敬意を払う」
「文化や社会の調和を守り抜く」
補助金制度と経済政策
高市氏は「不正義を見逃さない」姿勢を補助金制度にも当てはめました。釧路湿原に太陽光パネルを設置する事例を例に、ゆがんだ補助金の使われ方を「大掃除する」と宣言しました。本当に役立つ制度に絞り込むことで、公平で公正な経済を築くとしています。また長期的な経済成長のため、国民の信頼を取り戻せるよう粘り強い政策遂行を訴えました。
女性登用と党改革
安倍晋三元総理の政治運営を参考に、長期的な政策遂行には強い体制づくりが必要だと語りました。そのうえで、内閣や自民党執行部に女性を積極登用し、「今までで一番元気で明るい写真を」と表現しました。能力重視を前提に、男女を問わず幅広い人材を起用する方針です。特に「天井破りの女性」の活躍を後押しし、全世代での結集による党再建を目指すとしました。
皇室制度と憲法改正
演説の核心では二つの課題を掲げました。第一に、皇統を男系で維持するため皇室典範を改正すること。第二に、自衛隊の存在を憲法に明記することです。これを「先送りできない課題」とし、総裁就任後は議論を主導する決意を示しました。憲法改正の必要性を強調し、「自衛隊最高指揮官としての覚悟」を繰り返しました。
将器と未来への決意
高市氏は「特技は徹夜」と語りつつも、将来を見据え持続可能な政治を行うと述べました。戦後80年を迎える今年、先人の願いを胸に「強い経済、強い国土、安全な社会」を次世代に残すと力強く結びました。自民党総裁選を通じ、国家の未来に全力を尽くす姿勢を鮮明にしました。