2025-07-14 コメント: 1件 ▼
【維新・桑原氏が14日間の繰り上げ当選】歳費199万円支給に批判噴出 “身を切る改革”どこへ?
任期14日で歳費199万円 維新・桑原久美子氏が繰り上げ当選に“疑問の声”
鈴木宗男氏の辞職で異例の短期議員誕生 「たった2週間」で満額支給の仕組みに批判も
「国会に出る前に200万円」制度の盲点がまた露呈
“自民も維新も変わらない”と呆れる有権者 改革政党の看板が泣いている
7月14日、日本維新の会の桑原久美子氏が参院比例代表の繰り上げ当選を果たすことが決まった。これは鈴木宗男氏の辞職による欠員補充のためで、当選の効力は15日から発生するが、参院の任期満了により桑原氏の任期はわずか14日間。にもかかわらず、歳費や旧文通費などを含め約199万円が支給される見込みだという。
この“超短期当選”に対して、国民からは「制度の悪用」「税金の無駄遣い」といった厳しい批判が噴出している。
“たった14日”で199万円支給 制度の設計ミスか
参院事務局によれば、国会議員には在職日数に応じて歳費(月給相当)や「調査研究広報滞在費」(旧文通費)、さらには日割りの期末手当が支給される。桑原氏の場合、在職期間が14日間でも支給要件を満たすため、ほぼ満額に近い支給が発生するという。
「何もしてなくても2週間で200万って、納税者なめてる」
「文通費だけじゃない。歳費まで満額?働かずにもらえるの?」
「これで維新が“改革政党”って言うのはムリある」
「自民もひどいけど、維新もやってること同じじゃん」
「短期当選制度、そろそろ見直すべきじゃないか」
政治活動の実態がほとんどないまま、高額の税金が支払われるという現実に、国民の怒りは収まらない。
辞退相次ぐ中の繰り上げ 議席確保か、責任放棄か
今回の繰り上げ当選は、比例名簿の順位に基づいた正当な手続きだ。だが、7月7日には前候補者である横浜市議の串田久子氏が「市議を続けたい」として当選を辞退したばかり。桑原氏がその次点として繰り上がった。
比例名簿とはいえ、たった14日間の任期を引き受ける理由には疑問が残る。現実的には議席の維持や「退職金代わり」などの憶測も飛び交っており、党内の事情が色濃く反映された構図といえる。
維新の“身を切る改革”はどこへ? 看板政策との矛盾
「身を切る改革」「税金の使い道に厳しい目を」と訴えてきた日本維新の会だが、今回の繰り上げ劇はその主張と大きく矛盾するものだ。
維新は過去に文通費問題で先頭に立ち「日割り支給」や「用途公開」を訴えてきたが、桑原氏への歳費支給については、党としての対応や辞退の表明は現時点で確認されていない。これは「言うだけ改革」に終わっていると受け止められても仕方ない。
制度上の仕組みとはいえ、「使える制度だから使った」という姿勢では、有権者の信頼は得られない。
短期当選で満額支給 制度見直しの契機にすべき
今回のように、選挙区や比例区での辞職に伴う繰り上げ当選は、制度上は必要不可欠だ。しかし「実質的な活動が伴わない短期議員」への満額支給は、制度の欠陥として長らく放置されてきた問題でもある。
議員1人に支払われる約200万円は、全国の納税者の血税から出ている。その重みを理解しないまま、政党の都合だけで「空席を埋める」ような運用が続けば、政治不信はさらに加速するだろう。
真に政治改革を掲げるならば、まずこのような“無為の高額支給”に対して、当事者である議員自身と政党が自ら制度見直しを求める姿勢が必要である。