2025-07-10 コメント投稿する ▼
世良公則氏、石破首相に疑問「なぜ中国には強く出ない?」対米強硬発言に違和感
世良公則氏が石破首相に疑問 対米強硬発言に「なぜ中国には強く出ない?」と一喝
石破首相の「なめられてたまるか」発言に違和感
無所属で参院選大阪選挙区から立候補しているロック歌手・俳優の世良公則氏が、石破茂首相の対米発言に鋭い疑問を呈した。発端は、石破首相が米国との関税交渉をめぐり「なめられてたまるか」「同盟国であっても正々堂々言うべき」と発言した件だ。これに対して世良氏は、自身のX(旧Twitter)で次のように指摘した。
「中国に領海侵入、領空侵犯、邦人拘束等された時、何故中国にはこれ程強い反応を示さないのか」と疑念をぶつけたうえで、「先日中国は、石破政権継続を希望との報道。中国から支持される政権とは」とコメント。まっすぐな言葉で、政権の対中姿勢の甘さに鋭く切り込んだ。
「中国には弱腰」な政権に広がる不信
この投稿には多くの共感が集まり、「国民の感覚とズレた対中外交」への不満が再燃している。中国による尖閣諸島周辺への領海侵入、邦人の不当拘束、監視技術や経済面での影響力拡大など、日本の主権や安全保障を脅かす事案は枚挙にいとまがない。だが、それに対して日本政府は遺憾の意を表するだけで、実質的な対抗策が見られないという指摘が絶えない。
一方で、米国に対しては「毅然とした姿勢を示した」として評価を得ようとする態度に、ダブルスタンダードとの批判も強まっている。
SNSではこんな声が上がっている。
「世良さんの言う通り。米国には強気、中国には及び腰って何なん?」
「中国に気を使って米国にイキるのは筋違い」
「なめられてたまるかって、中国にも言ってみろよ」
「アメリカ相手に勇ましいこと言うより、まず国土と国民を守って」
「中国に厳しくできない政権に、安全保障を任せられない」
中国寄り報道と「政権継続を望む声」の不可解さ
さらに世良氏が指摘した「中国が石破政権継続を希望」という報道にも注目が集まっている。もし仮に中国当局が日本の政権継続を望んでいるとすれば、それは日本にとって警戒すべきシグナルだ。なぜなら、中国にとって“都合の良い政権”である可能性があるからだ。
この報道に対し、世良氏は皮肉まじりに「中国から支持される政権とは」と投稿。芸能人でありながら政治的な発言を恐れず、政権との距離感を明確にするその姿勢は、ネット上でも評価が高まっている。
彼の言葉には、単なる批判ではなく「日本の主権をどう守るか」という真摯な問いかけがある。音楽や俳優の世界で長年表現を続けてきた世良氏だからこそ、「言葉の力」を重んじ、その責任を持って発言している。
世良氏の姿勢が問う、外交のダブルスタンダード
世良氏の問題提起は、日本外交の「二枚舌」ともいえる現状に一石を投じるものだ。トランプ再登場の可能性があるアメリカとの関税交渉で強気の姿勢を示す一方、現実に繰り返される中国からの挑発行為には沈黙を貫く――このアンバランスは、一般市民にも見透かされている。
日本政府が「真に守るべきもの」は何なのか。国益、国民、領土、そして安全。それを前にしたとき、外交方針に一貫性がなければ国民の信頼を得ることはできない。対米強硬発言が政治的なアピールで終わるのではなく、他国に対しても等しく毅然とした姿勢をとれるかが、今後の政権の試金石となる。
世良氏は無所属という立場で、しがらみに縛られることなく発言を続けている。そこにこそ、有権者が求める「本音の政治」「当たり前の疑問」があるのかもしれない。