2025-07-10 コメント投稿する ▼
山田かずお候補が福井で訴え「総菜1日400円の現実を変える」 国民本位の政治に共感広がる
山田かずお候補「暮らしに寄り添う政治を」 福井で街頭演説 共感呼ぶ訴えと生活のリアル
「総菜1日400円」の若者から見える政治の歪み
「総菜を1日400円に抑えて生きる学生がいるんです。これが、いまの政治の結果です」
参院選福井選挙区に立候補している山田かずお候補(日本共産党)は、7月10日、福井市で街頭演説を行い、暮らしの現場から見た政治の不公正を正面から訴えた。応援には市田忠義副委員長が駆けつけ、比例での共産党の支持も訴えたが、この日、聴衆の心をもっとも動かしたのは山田氏自身の言葉だった。
山田氏は日々の活動で出会った若者の話を紹介し、「1日400円でやりくりするなんて、もはや生存ギリギリのレベル。それなのに政治は“防衛費倍増”や“大企業減税”にばかりお金を使っている。この国はどこへ向かっているのか」と問いかけた。
『パンと冷凍食品だけで生きてる学生…これが日本?』
『軍事費より、こっちの生活の方がよっぽど“緊急”じゃない?』
聴衆の中からも「ほんとにそう!」と声が上がり、演説の空気は明らかに変わった。
減税は誰のために? 財源論を避けない姿勢に信頼
消費税減税をめぐっては、多くの政党が選挙公約に掲げているが、山田氏は「減税します、で終わらせてはいけない。大事なのは“どうやって減税を可能にするか”です」と強調。具体的には、大企業の優遇税制や富裕層への減税措置を見直すことで、年間10兆円規模の財源を生み出せると説明した。
『減税って言うだけの政治家ばかりで信用できなかったけど、山田さんは違った』
『財源の話までちゃんとしてて信頼できる』
聴衆の多くは、表面的なスローガンでなく、数字を交えた丁寧な説明に頷きながら耳を傾けた。
「平和を守る政治」は、暮らしを守ることと同じ
「平和な国でないと、安心して働けない。安心して学べない。戦争の準備ではなく、戦争を回避する準備こそ政治の役目です」
山田氏は防衛費の大幅増や敵基地攻撃能力の保有に警鐘を鳴らし、「“攻められたらどうするか”ではなく、“攻められないようにするには何ができるか”を考えるのが本当の政治」と語った。
市田副委員長も「憲法9条を活かした外交こそが、日本の安全保障の基本になるべきです」と訴えた。
『“攻めさせない”って発想、初めて聞いたけどすごく納得』
『軍拡競争より、外交の努力。こんな当たり前が言えなくなってる日本って怖い』
会場にいた主婦(40代)は、「今の防衛政策、どこかで“仕方ない”と思ってた。でも、山田さんの話を聞いて、自分が平和に鈍感になっていたことに気づいた」と語った。
「変えられる政治」を福井から
演説の最後、山田かずお候補は力を込めて語った。
「今の政治に希望が持てない、という声をたくさん聞きました。でも、変えられない政治じゃない。変えるには、声を上げて、票を投じるしかないんです」
山田氏は、学生、非正規労働者、年金生活者、シングルマザーといった「社会の片隅に押しやられている人たち」の声を、国政に届ける決意を繰り返し語った。
市田氏も「山田さんは、暮らしの苦しさや平和の大切さに正面から向き合う、ぶれない候補。必ず国会に送り出してほしい」と訴えた。
会場を後にする人々の表情には、「共感した」「託せるかもしれない」といった手ごたえがにじんでいた。政治がどこか遠い世界の話ではないと気づかせてくれる──山田かずおの訴えは、そんな演説だった。