2026-02-11 コメント投稿する ▼
ひろゆき氏が海江田万里氏に「落ちて良かった」、イシュー認識のズレ指摘
ひろゆき氏の指摘は、中道改革連合が「イメージ戦略」で完全に敗北したことを示しています。 ひろゆき氏は、海江田氏の「イシューがない」という認識こそが中道改革連合敗北の原因だと断じました。 しかし「女性初の総理大臣」という歴史的な存在と、「おじいちゃん」という高齢の政治家のどちらを選ぶかという選択肢は、極めて分かりやすいイシューだというのです。
番組には中道改革連合で落選した海江田万里氏、吉田晴美氏(54)、藤原規真氏(47)、中谷一馬氏(42)の前衆院議員4人が出演し、敗因や選挙戦を振り返りました。その中で、海江田氏が高市早苗首相の選挙戦について「イシューがない」と発言したことに、ひろゆき氏が真っ向から反論したのです。
「おじいちゃん2人では高齢者優遇に見える」
ひろゆき氏は番組冒頭から、中道改革連合の問題点を鋭く指摘しました。
「まず中道の問題というより、日本の左派リベラルの問題があります。物事をイメージで考える人たちが、おじいちゃん2人出てきて『生活者ファースト』と言ったら、それは高齢者優遇だとしか見えないんですよね。実態がどうこうではなく、そういう見え方をすることをやってしまった」
ひろゆき氏は、野田佳彦氏(68)と斉藤鉄夫氏(72)という高齢の共同代表2人が「生活者ファースト」を掲げても、若者には「高齢者優遇」としか映らないと指摘しました。これは、中道改革連合が若年層の支持を得られなかった最大の要因を突いた発言と言えます。
実際、出口調査では中道改革連合は若年層からの支持が低く、無党派層でも自民党に大きく水をあけられました。ひろゆき氏の指摘は、中道改革連合が「イメージ戦略」で完全に敗北したことを示しています。
「おじいちゃん2人って、的確すぎるだろ」
「若者には高齢者優遇に見えるって、マジでそうだわ」
「海江田さん本人の前で言うって、すごいな」
「ひろゆき、容赦ないな」
「でも言ってること正しいよね」
「イシューがない」に猛反論
番組中盤、経済学者の竹中平蔵氏が今回の衆院選について「高市早苗でいいですか」を問う「今回、ワンイシュー(論点)エレクションだった」と分析しました。
竹中氏は小泉純一郎内閣の郵政解散を例示しながら「野党としてはNOとしか言えない。NOとしか言えない野党、というレッテルを貼られてしまった」と指摘しました。
すると、当時も議員だった海江田氏は「郵政民営化を経験してますから」と振り返った上で「あの時はイシューがあった。今回ありますか?」と疑問を呈しました。海江田氏は、高市氏の選挙戦には小泉氏の郵政解散のような明確な争点がなかったと主張したのです。
この発言を聞いたひろゆき氏は、海江田氏に向かって厳しい言葉を浴びせました。
「本当に申し訳ないんですけど、中道を伸ばすためには海江田さん、落ちて良かったと今、思ったんですよ」
「女性初の総理vs.おじいちゃん」がイシュー
ひろゆき氏は、海江田氏の「イシューがない」という認識こそが中道改革連合敗北の原因だと断じました。
「それはなぜか、というと、(海江田氏は)『イシューがない』とおっしゃったんですよ。でも、若者たちは、政策がどうこうは分からない。でも女性で初の総理大臣の高市さんと、おじいちゃん、どっちにしますか、というすごい分かりやすいイシューで選んだんですよ」
ひろゆき氏の指摘は明快です。若者にとって、郵政民営化のような政策論争は理解しづらい。しかし「女性初の総理大臣」という歴史的な存在と、「おじいちゃん」という高齢の政治家のどちらを選ぶかという選択肢は、極めて分かりやすいイシューだというのです。
海江田氏が「それイシュー?」と反発すると、ひろゆき氏は畳み掛けました。
「これがイシューだと思わない、という感覚を持っている人が、中道の中枢に偉い人にいるから、負けるんですよ」
この発言は、海江田氏のような旧世代の政治家が中道改革連合の中枢にいることが敗因だと、本人を目の前にして断言したものです。ひろゆき氏の容赦ない言い方に、スタジオには緊張が走ったと言われています。
海江田氏は元副議長、5選目標も落選
海江田万里氏は、元衆院副議長を務めたベテラン政治家です。
海江田氏は東京1区から中道改革連合の公認候補として立候補しましたが、自民党の山田美樹氏に敗れ、比例復活もできず落選しました。海江田氏は5選を目指していましたが、76歳という年齢もあり、政治生命は事実上終わったと見られています。
ひろゆき氏が「海江田さん、落ちて良かった」と述べたのは、海江田氏のような旧世代の政治家が中道改革連合から退場したことで、党の若返りが図れるという意味です。ただし、海江田氏だけでなく、枝野幸男氏、岡田克也氏、小沢一郎氏といった重鎮が軒並み落選したため、中道改革連合はベテラン不在の危機にも直面しています。
平石アナが補足「議席数ほどの差はない」
番組の進行を務めたABEMAの平石直之アナウンサーは、ひろゆき氏の厳しい指摘を受けて補足しました。
「(高市内閣が)数カ月やっている中においては、これでいいと、現状思った人が多い、という判断ではあると思うんですよね。ダメだったら代えると。そうは言っても(自民票は約)2000万と(中道票は約)1000万なんで、議席数ほどの差はない」
平石アナの指摘は、比例代表での得票数を見れば、自民党と中道改革連合の差は2対1程度であり、議席数ほどの圧倒的な差ではないというものです。実際、中道改革連合は比例代表で約1000万票を獲得し、野党第1党の得票数でした。
しかし、議席数では公示前の167議席から49議席へと激減し、国民民主党の52議席を下回る可能性も出ています。これは、小選挙区制度の「勝者総取り」の性質と、公明党出身者を比例名簿で優遇した結果、立民出身者の比例復活が妨げられたことが原因です。
ひろゆき氏の指摘は正しいのか
ひろゆき氏の「女性初の総理vs.おじいちゃん」がイシューだったという指摘は、選挙結果を見れば一定の説得力があります。
高市早苗氏は、SNSを積極的に活用し、若年層の支持を獲得しました。「女性初の総理大臣」という歴史的な意義は、多くの有権者にとって分かりやすいメッセージでした。一方、中道改革連合は「中道」という曖昧な看板を掲げ、何を目指すのかが有権者に伝わりませんでした。
海江田氏が「イシューがない」と述べたのは、高市氏が郵政民営化のような具体的な政策課題を掲げなかったという意味でしょう。しかし、ひろゆき氏の指摘通り、若者は政策の詳細よりもイメージで投票する傾向があります。
「女性初の総理」というシンボリックな存在と、「おじいちゃん2人」という高齢のイメージのどちらを選ぶかという選択肢は、政策論争よりも遥かに分かりやすいイシューだったと言えるでしょう。
海江田氏がこれを「イシュー」と認識できなかったことは、旧世代の政治家が現代の選挙戦を理解していないことを示しています。ひろゆき氏の「中道の中枢に偉い人にいるから、負けるんですよ」という指摘は、まさにこの認識のズレを突いたものです。
13日に選出される中道改革連合の新代表は、ひろゆき氏のような若年層の視点を理解し、イメージ戦略で勝てる候補を立てる必要があるでしょう。さもなければ、次の選挙でも同じ失敗を繰り返すことになります。