2025-08-10 コメント投稿する ▼
北村晴男氏「民間なら倒産」 国会投票手続きの非効率に改革提案
北村晴男氏、初の国会で驚き 「70年、80年も続くムダ」投票手続きの非効率を指摘
日本保守党の北村晴男参議院議員が10日、自身の動画配信で初めて臨時国会に出席した際の感想を語り、国会の投票手続きの非効率ぶりに驚いたと明かした。弁護士出身で民間の感覚を持つ北村氏の指摘は、国会運営のあり方に一石を投じている。
北村氏によれば、参議院の議長と副議長を選出する際、議員一人ひとりが名前を呼ばれて立ち上がり、投票所に向かう。そこで自分の名前が書かれた木札と投票札を置き、その後職員が集計する方式が取られているという。この方法では議長選出に約30分、副議長選出にも約30分、合計で1時間近くを要する。
「民間なら倒産」北村氏が指摘する非効率
北村氏は「こんなムダなことをやって全員の議員の時間を奪っている」と率直に批判。さらに「70年、80年なのか分からないが、これだけ非効率なやり方を続けてきたのは驚きだ。民間だったらあっという間に倒産しますよ」と切り捨てた。
「税金で賄われているから続いてしまう仕組みだ」
「民間なら即見直しになるはず」
電子投票導入を提案
改善策として北村氏は、各議席に電子装置を設置し、賛否をボタンで入力できるシステムの導入を提案。「名前を書いて映像で送るなど、技術を使えば集計は一瞬で終わる」と述べ、現行制度の刷新を訴えた。
この発言には、国会の古い慣習を見直すべきとの賛同の声も多い。IT化が進む社会にあって、国会だけが旧来型の方式に固執することへの違和感を共有する国民は少なくない。
「北村さんの言う通り、国会もデジタル化すべき」
「効率化すれば議論の時間が増える」
民間感覚がもたらす改革の視点
弁護士として長年現場で効率と結果を重視してきた北村氏の視点は、国会運営に新たな問題意識を持ち込んだ形だ。国会の手続きは慣例や伝統に基づく面も多いが、国民から預かる税金と時間を有効に使う観点からは、改革の余地は大きい。
北村氏は今後も、国会の無駄を洗い出し、効率化と透明性向上に取り組む姿勢を示している。保守政党の一員としての理念と、民間感覚に基づく実務的提案がどう国会改革に反映されるか、注目が集まる。