2025-07-23 コメント投稿する ▼
北村晴男議員「笑うしかない」 石破首相の続投理由に“呆れ” 地震を持ち出す発言に疑問噴出
「これは永久総理宣言?」石破首相の続投理由に批判続出 北村晴男氏も呆れた“地震発言”
参議院選挙で与党が歴史的敗北を喫した直後の記者会見で、石破茂首相が表明した「続投の意向」に対し、各方面から疑問の声が上がっている。中でも波紋を広げているのが、石破首相が続投理由に挙げた「首都直下型地震や南海トラフ地震などの自然災害」だ。
この発言に対し、20日の参院選で初当選を果たした北村晴男参院議員(日本保守党所属、弁護士)が23日、自身のSNSで痛烈な批判を展開。「この続投理由は笑うしかありません」と呆れた様子を見せ、石破氏に対する街頭演説での指摘が「次々に本人によって証明されている」と皮肉った。
「国難」を盾にした続投宣言に反発広がる
石破首相は21日の会見で、「比較第1党としての責任を果たしていかねばならない」として首相職続投の意志を表明。その理由として、「米国の関税措置、物価高、そして明日起きるかもしれない首都直下型地震や南海トラフ地震などの自然災害、さらに安全保障環境の複雑化」などを挙げ、「国難ともいえる状況下にある」と語った。
しかし、この一連の発言が国民の納得を得たとは言い難い。特に「地震」を例示した点について、元財務官僚で経済学者の高橋洋一氏は「こんなのを続投理由にしたら永久総理宣言でしょ」と指摘し、疑問を呈した。
この投稿を引用する形で北村議員が反応。「使命感も能力も無い」と街頭演説で訴えた内容が、石破首相本人の発言によって裏付けられた形になったと主張した。
「真顔で言ってるのがヤバい」国民からも疑問噴出
石破首相の続投理由をめぐっては、SNS上でも批判が噴出している。国民・有権者からの声には次のようなものがある。
「会見で、真顔で言っているのがヤバい…」
「これって“ずっと石破さんのターン”ってこと?」
「石破首相の続投=大災害という皮肉」
「災害を理由に居座るのは納得できない」
「危機を理由にした自己保身。なんとかしてー!」
多くの投稿に共通するのは、危機管理を盾に政治的延命を図る手法に対する不信感だ。「災害」や「安全保障」といったキーワードが現実味を持つテーマであるだけに、その利用の仕方次第では、逆に政治不信を深める結果にもなりかねない。
参院選敗北の総括なし 「政治責任不在」の懸念
今回の参議院選挙では、与党が大敗を喫したにもかかわらず、石破首相は明確な責任の所在や辞任の可能性には言及しなかった。政治評論家からは、「続投するにしても、まずは選挙結果の分析と国民への説明責任を果たすべきだ」との指摘も出ている。
また、選挙直後というタイミングで、危機を理由にした「続投宣言」を行うこと自体が、説明責任の回避と捉えられかねない。北村氏のように政治初心者ながらも、現場での説得力ある訴えを続けてきた議員との対比も浮き彫りになっている。
今後、与党内からの異論が出るのか、また石破首相がどのような形で支持を回復しようとするのかが注目される。