2025-11-24 コメント投稿する ▼
北村晴男氏が中国総領事の沈黙に言及し習主席の説教で責任追及指摘
北村氏は薛剣氏のXアカウントが11月11日を最後に新規投稿が途切れていることに注目し、「逆上した習さんに説教され、責任を取らされている模様」と習近平国家主席から厳しい処分を受けている可能性を指摘しました。 北村晴男議員は薛剣総領事のSNS活動が11月11日を境に停止していることから、中国指導部からの厳しい処分を受けている可能性を示唆しました。
北村晴男氏が中国総領事「沈黙」に言及 習主席から説教で責任追及か
日本保守党の北村晴男参院議員氏が2024年11月24日、自身のX(旧ツイッター)で、「首は斬ってやる」発言で物議を醸した中国の薛剣駐大阪総領事氏の動向について言及しました。北村氏は薛剣氏のXアカウントが11月11日を最後に新規投稿が途切れていることに注目し、「逆上した習さんに説教され、責任を取らされている模様」と習近平国家主席から厳しい処分を受けている可能性を指摘しました。
高市首相への暴言で国際問題に発展
この問題の発端は、高市早苗首相氏が11月7日の国会答弁で台湾有事について「存立危機事態」に該当する可能性があると発言したことです。薛剣総領事は11月8日深夜、朝日新聞デジタルの記事を引用して「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない。覚悟ができているのか」とX上に投稿しました。
内閣官房長官の木原稔氏は記者会見で中国側に対して強く抗議し、「中国の在外公館の長の言論として極めて不適切と言わざるを得ない」と非難しました。与野党からも「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」として国外退去を命じるべきだとの声が上がっています。
中国側の激しい反発と対抗措置
薛剣総領事の暴言を受けて日中関係は急速に悪化しています。中国政府は11月19日に日本産水産物の輸入手続きを停止したことが判明し、福島第一原発の処理水に関するモニタリングが必要と主張していますが、高市首相の台湾発言に対する対抗措置の可能性があります。
中国政府は日本の治安悪化を理由に渡航自粛を呼びかけたほか、留学を慎重に検討するよう自国の学生に勧告しており、関係悪化に歯止めがかからない状況です。日本産牛肉の輸出再開に向けた政府間協議も中国側の意向で中止になったことが明らかになっています。
「もう中国製品は買いたくない気持ちになった」
「外交官がこんな暴言を吐くなんて異常だ」
「習近平も薛剣を制御できてないのか」
「日本の水産業界がまた犠牲になっている」
「中国の戦狼外交はもはや病気レベル」
薛剣総領事の「戦狼外交」の実態
薛剣氏の過激発言は「戦狼外交」と呼ばれる中国の攻撃的外交手法の典型例で、国内のナショナリズムを高揚させ中国共産党への支持を集める側面と、本国での出世競争の一環として行うという側面があります。
薛剣氏は過去にも「死の道」という表現を好んで使用し、できるだけ口汚く日本を侮辱できる形の言葉選びをする傾向があります。近年の中国を象徴する「戦狼外交」は、習近平政権のもとで外交官たちが政権に忖度し、ことさら教条主義的な姿勢を示すようになった現象です。
北村議員の分析と今後の展開
北村晴男議員は薛剣総領事のSNS活動が11月11日を境に停止していることから、中国指導部からの厳しい処分を受けている可能性を示唆しました。実際に公明党の伊佐進一前衆院議員が薛剣氏について「今まではこんな発言を外向けにはそんなにしてこなかった」と証言しており、今回の発言が異例の過激さだったことが裏付けられています。
習近平政権が薛剣氏の暴言を問題視し、外交的な失点として処分に乗り出した可能性が高く、これは中国内部でも今回の発言が度を越していたと判断されたことを示しています。一方で、中国側の対抗措置は拡大しており、日中関係の更なる悪化が懸念される状況です。