2025-11-16 コメント投稿する ▼
北村晴男が相続税増税案を「共産主義的」と批判、議論再燃
北村氏は、生涯にわたって所得税や消費税を納めて築いた財産に対する相続税を「二重課税」とし、増税案を「共産主義的だ」と表現しました。 北村氏の投稿は、維新側が提示する税制改革や社会保障改革を巡る議論に対する反発として受け止められています。 相続税を「二重課税」とみなす立場は納税者の負担感を強く映しますが、税制設計の観点では課税の時点や目的が異なる点が重要です。
北村晴男氏の投稿が再燃させた相続税論争
弁護士で日本保守党の北村晴男氏が自身の投稿で、維新の税制方針に強く反対する姿勢を示しました。北村氏は、生涯にわたって所得税や消費税を納めて築いた財産に対する相続税を「二重課税」とし、増税案を「共産主義的だ」と表現しました。
「この維新の方針には強く反対する」
「生涯懸命に働いて得た財産からさらに搾り取るのは二重課税だ」
「極めて共産主義的な税制である」
「これを更に増税するとは。空いた口が塞がらない」
「日本が世界一成功した共産主義国と言われる理由の一つだ」
投稿の文脈と維新の税制論点
北村氏の投稿は、維新側が提示する税制改革や社会保障改革を巡る議論に対する反発として受け止められています。維新の政策提案は社会保障や給付見直し、税制の再配分などを含み、相続税の扱いも議論材料になり得ます。各党の提案がどう世帯や資産保有者に影響するかを巡り、専門家や市民が関心を強めています。
法的・経済的な争点
相続税を「二重課税」とみなす立場は納税者の負担感を強く映しますが、税制設計の観点では課税の時点や目的が異なる点が重要です。所得税は収入時点を、相続税は財産移転時点を課税対象とするため法律的には別の枠組みです。経済面では、相続税は富の集中を和らげる手段と評価される一方、過度な課税は資産の流動性や中小事業の承継に影響するため、具体的な税率や控除の設計が焦点になります。
政治的含意と今後の展望
北村氏の強い表現は保守層の共感を呼びやすく、選挙や支持基盤に影響を与える可能性があります。だが、富裕層課税を求める声も根強く、政策は単純な賛否だけで割り切れません。公的議論を前に進めるには、税の目的と影響を数値で示す試算と、世帯ごとの影響を詳しく説明することが不可欠です。今後は各党の具体案と試算、世論の変化を踏まえた建設的な議論が求められます。