2025-09-26 コメント投稿する ▼
小泉進次郎陣営ステマ疑惑と党員資格変更 「解党的出直し」と責任回避の矛盾
さらに党は今回の総裁選から投票資格を「20歳以上で2年間の党費納入」に変更し、若年層を事実上排除する形となった。 これらの動きは「解党的出直し」を掲げる小泉氏の姿勢と大きく乖離している。 牧島氏は「支援議員からの問い合わせに応じた」と説明したが、最終的に「事務所の判断」と述べ、自身の政治的責任を軽減しようとした姿勢が鮮明となった。
小泉進次郎陣営のステマ疑惑と党員資格変更 「出直し」と乖離する自民党の現実
自民党総裁選をめぐり、党内外から厳しい批判が相次いでいる。小泉進次郎農林水産相の陣営では、配信動画に小泉氏を称賛するコメントを投稿するよう求めた「ステマ要請」が発覚した。広報班長を務める牧島かれん元デジタル相は26日、事務所を通じて謝罪したが「事務所の判断」と釈明し、自らの責任を明確には認めなかった。さらに党は今回の総裁選から投票資格を「20歳以上で2年間の党費納入」に変更し、若年層を事実上排除する形となった。これらの動きは「解党的出直し」を掲げる小泉氏の姿勢と大きく乖離している。
ステマ要請と責任転嫁の構図
問題となったメールには「総裁まちがいなし」「エセ保守に負けるな」などの文言が含まれ、他候補を揶揄するニュアンスがあったと指摘されている。牧島氏は「支援議員からの問い合わせに応じた」と説明したが、最終的に「事務所の判断」と述べ、自身の政治的責任を軽減しようとした姿勢が鮮明となった。小泉氏本人も騒動について正面から説明せず、結果的に「責任を取らない候補」との印象を強めている。
「小泉氏は責任を取らず牧島氏に押し付けた」
「結局、自民党の体質は何も変わらない」
「ステマも党員排除も同じ発想だ」
「解党的出直しは言葉だけのスローガン」
「これでは国民の信頼は得られない」
党員資格変更で若者を排除
今回の総裁選では、投票資格が「20歳以上で2年間党費納入」となった。昨年までは「18歳以上で1年間党費納入」だったため、条件が厳格化された形だ。弁護士の北村晴男氏は、自身のX(旧ツイッター)で「昨年石破氏が党員票で惨敗し、若者の票が全く入らなかったことから、若者を排除しようと画策した。目的は、若者票で不利とみられる小泉候補を勝たせること」と批判した。制度変更が小泉氏有利に働くとの見方が広がり、透明性に疑念が向けられている。
「解党的出直し」と現実の矛盾
小泉氏は「解党的出直し」を強調し、世代交代や刷新を訴えている。しかし、実態としてはネット世論操作の疑惑や若者の投票権制限といった動きが重なり、「改革を掲げながら実際には旧態依然の手法を続けている」との批判を免れない。責任を回避し、制度を操作して有利に進める姿勢は、自由民主を名乗る政党の理念から大きく外れていると指摘されている。
変われない自民党への不信
牧島氏の責任転嫁、小泉氏の沈黙、そして党全体の制度変更。これらが重なった今回の騒動は「自民党は結局変われない」という国民の認識を一層強めた。泥舟政権と揶揄される体質を残したままでは、真の出直しは不可能だ。国民の信頼を取り戻すためには、まず候補者本人が説明責任を果たし、党全体として透明なルールに立ち返る必要がある。