2025-09-02 コメント投稿する ▼
北村晴男参院議員に期待 議員歳費削減と外国人規制で政治改革を
北村晴男参院議員への期待 議員歳費削減と政治改革
自民党総裁選の前倒し議論が続く中、政治家が「国益より自分の将来に有利かどうか」で動いているように見える、と指摘する声が出ている。その一人が実業家の渡邉美樹氏だ。渡邉氏は7月の参院選比例代表で全国最多の約97万票を獲得し当選した日本保守党の北村晴男参院議員とラジオ対談を行い、政治の現状や今後の方向性について語り合った。
渡邉氏は公益財団法人「スクール・エイド・ジャパン」を通じてカンボジアの孤児院を支援しており、北村氏とも長年の親交がある。対談では北村氏が「国益を考える政治家がいない」と憂える姿を紹介しつつ、SNSを駆使して世論を動かそうとする姿勢に期待を寄せた。
「議員歳費を下げるのは当然だ」
「世襲禁止は賛成、国民に重税を課す一方で無税相続は不公平」
「国益を本当に考える政治家が必要だ」
「積極財政だけでなく金利や国債格付けも見てほしい」
「外国人優遇を改める政策に共感する」
議員歳費と世襲問題に切り込む
北村氏が強く訴えるのは「議員の家業化をやめること」だ。国会議員の歳費や地方議員の報酬を一般国民の給与水準に引き下げ、政党交付金も半額にするという政策を掲げている。渡邉氏も「全く同感」と賛意を示した。
現行制度では、政治家は資金管理団体を通じて資金や資産をほぼ無税で承継できる。一方、一般国民には重い相続税が課される。こうした不公平は政治不信の大きな要因であり、与野党ともに手をつけてこなかった分野だ。北村氏の姿勢は「ぬるま湯政治」に切り込む試みといえる。
外国人規制と経済の視点
北村氏は一部外国人によるマナー違反への規制を訴えているが、渡邉氏も経営者の視点から外国人課税の強化を支持した。シンガポールのテーマパークでは外国人料金が割高であることを例に挙げ、「日本も富裕層を誘致する一方で不動産取得に別途税金をかけるべき」と強調。円安の影響で都心の高級マンションが外国人にとって割安すぎる現状を問題視した。
この点でも両者は一致し、日本の資産流出を防ぐための制度改革が必要との認識を共有している。インバウンド頼みの政策ではなく、国民が安心できる経済基盤を守る方向に舵を切るべきだという立場だ。
政治も「経営次第」
渡邉氏は最後に、自身が展開する外食事業「TGIフライデーズ」の日本事業が米国本社の経営難にもかかわらず好調を維持していることを例に、「政治も同じく経営次第だ」と指摘した。つまり「誰が首相になるか」ではなく「何を実行するのか」に注目すべきという考えである。
石破茂政権の下で進む総裁選前倒し論議も、派閥や権力闘争に終始するのであれば「泥舟内での争い」と国民の目に映る。渡邉氏が語る北村議員への期待は、国民の政治不信を打破する一つの突破口になり得るのか注目される。