浦野仁氏、再生の道を離党　石丸代表退任で個人活動に転身

2025-08-28 コメント投稿する ▼

参院選最年少候補・浦野仁氏、石丸代表退任で離党表明

政治団体「再生の道」から今年7月の参院選比例代表に立候補し、落選した浦野仁氏（30）が28日、自身のYouTubeチャンネルで離党を表明した。浦野氏は「石丸さんが代表を退任する以上、『再生の道』という肩書を外す」と説明し、今後は個人で政治活動を続ける意向を示した。

浦野氏は同党の立候補者の中で最年少であり、全国を飛び回って精力的に活動した若手候補だった。約3万票を獲得し落選したものの、比例候補者の中で最多得票を記録。短期間ながら「石丸カラー」の強い組織において存在感を発揮していた。

「石丸さんがいないなら肩書を外す」

浦野氏は動画で「代表選の結果を見て判断するつもりだったが、誰が代表になったかで辞めるのは失礼。もともと石丸さんがいるから活動してきた」と強調。「石丸さんがいないなら個人で活動した方が筋が通る」と述べ、離党の理由を明確にした。

そのうえで「私自身の政治活動は終わらない。むしろ一個人として挑戦を続けたい」と決意を新たにした。活動拠点を地元・福岡県田川市に移し、地域に根差した活動を続けていくという。

30歳で3万票、全国遊説の足跡

浦野氏は学習塾を経営する傍ら政治活動を開始。今年の参院選では全国47都道府県すべてで街頭演説を行い、SNSも駆使して支持を広げた。結果は落選だったが、約3万票を得票し、同党比例候補の中でトップの数字を記録。若さと行動力を武器に「次世代政治家」として注目を集めた。

ネット上でも、

「30歳でこれだけ票を集めたのはすごい」
「石丸氏がいなくなっても浦野さんには期待したい」
「全国遊説した行動力は本物」
「党派より個人で活動する姿勢が潔い」
「地元からの挑戦に注目したい」

といった声が相次ぎ、浦野氏の将来性に期待する意見が目立った。

若手政治家としての今後

浦野氏の離党は、石丸代表の退任に揺れる「再生の道」にとって打撃となる一方で、個人政治家としての新たな挑戦の幕開けともいえる。30歳という若さで3万票を得た実績は、地域密着型の活動を重視する地方政治においても強みになる。

石丸氏が築いた注目度を糧に、浦野氏がどのように個人ブランドを確立し、国政に再挑戦するのか。次世代を担う政治家の一人として、その歩みが注視されている。