2025-07-12 コメント投稿する ▼
石原洋三郎氏「中間層を再建する政治を」福島で格差是正と減税訴え 野田代表も応援
福島選挙区で石原洋三郎氏が訴えた「格差か中間層か」 消費税ゼロと農政改革に支持広がる
石原洋三郎氏が訴える「いま、日本は分かれ道にある」
参院選福島選挙区で立憲民主党公認の石原洋三郎候補が、生活格差の是正と中間層の再建を強く訴えている。7月12日、福島市で行われた街頭演説では、同党の野田佳彦代表らも応援に駆けつけ、多くの市民が足を止めた。
石原氏は演説の中で「今の政治がこのまま続けば、格差はますます広がり、暮らしが立ち行かなくなる人が増えていく」と強調。「再び厚い中間層を作り上げるのか、それとも貧富の差が固定されていくのか、私たちは今まさに分かれ道に立たされている」と有権者に語りかけた。
さらに、「1998年の平均年収は約465万円だったが、2023年は460万円でほとんど増えていない。一方で物価は大きく上がっている」と現状を指摘。「今では6割以上の人が平均年収を下回っている」として、この構造的な停滞と格差の拡大を変える必要があると訴えた。
「この演説聞いて、やっと自分のことを代弁してくれる人がいると思えた」
「中間層が潰されたら国が回らないって、当たり前の話だよね」
「誰かが言ってくれるのを待ってた。こういう政治をもっと聞きたい」
「収入増えないのに税金だけ上がるの、本当にキツい」
「格差じゃなくて、暮らしを守る政治を見せてほしい」
「食と暮らしを守る」政策 消費税ゼロと暫定税率廃止
石原氏の訴えは、具体的な政策にも裏付けられている。まず挙げたのが「食料品への消費税ゼロ」。物価高が続くなか、毎日の食卓に直接関わる負担を軽減するため、生活必需品の税負担をなくすべきだと明言した。
また、ガソリンへの暫定税率も「時代にそぐわない」とし、廃止すべきと訴える。「消費を促し、国民の生活に活力を取り戻すには、まず負担を減らすしかない。その第一歩が減税である」と明快に語った。
こうした石原氏の「生活者目線」の政策は、現場の感覚に近いと感じる有権者から共感を得ている。福島という農業県においては、特に食とエネルギーにかかるコストは家計に直結する大問題であり、それを訴える姿勢が支援の輪を広げている。
野田代表も支援に駆けつけ「農政を立て直す」と強調
石原氏の応援に駆けつけた立憲民主党・野田佳彦代表は、農政の混乱を厳しく批判。特に、備蓄米制度の不備や食料安全保障の脆弱さを指摘し、「農業を辞める人が増えれば、日本の食は崩壊する」と警鐘を鳴らした。
そのうえで、「農地を維持し、農家が安心して続けられるように、直接支払制度を導入する」と提言。石原氏の政策と連動する形で、福島の農業再生と暮らしの安定を訴えた。
応援には地元の有力者も集まり、前知事の佐藤雄平氏、金子恵美衆院議員、連合福島の澤田精一会長らが支援を表明。「石原さんは、まじめで実直。福島の未来を託すにふさわしい」と太鼓判を押した。
格差拡大か、中間層再建か 福島の選択が全国に問う
石原洋三郎氏の演説は、単なる一地方の候補者の訴えにとどまらず、全国の有権者が直面している「格差社会」の縮図を浮かび上がらせた。
失われた30年と言われる日本の停滞。特定の富裕層だけが豊かになる構造に、今、地方から「待った」がかけられようとしている。福島という地方の声が、「生活者中心の政治」を全国に問いかける存在となっている。