2025-06-26 コメント投稿する ▼
幸齢党、参院東京選挙区で薬剤師・吉沢恵理氏を推薦 候補を一本化し支援強化へ
幸齢党、参院東京選挙区で吉沢恵理氏を推薦 候補を一本化し支援体制強化
政治団体「幸齢党」は6月26日、今夏の参院選東京選挙区(改選数6)において、薬剤師の吉沢恵理氏(55)を無所属で推薦すると正式に発表した。記者会見などは行われていないものの、同党は「公認ではなく推薦とする」としたうえで、これまでに公表していた他の4人の候補者については取り下げ、吉沢氏に一本化する方針を明らかにした。
吉沢氏は医療・福祉分野での政策に関心が高く、これまで医薬品安全、在宅医療の拡充、女性の健康支援といったテーマをメディアや講演で発信してきた人物だ。薬剤師としての現場経験を背景に、既存政党では拾いきれない「生活者目線の政策提言」を掲げており、幸齢党は「医療と暮らしをつなげる候補」として支援を決定したという。
「薬剤師の視点、もっと政治に必要だと思う」
「無所属での挑戦は大変だろうけど頑張ってほしい」
「医療系の候補が増えるのは良いこと」
「女性候補としての発信にも期待したい」
「幸齢党って初めて聞いたけど、支援の絞り込みは正解かも」
「候補者一本化」で戦略変更
幸齢党はこれまで、参院選に向けて全国で5人の候補者を擁立するとしていたが、資金面や人材リソースの集中を理由に方針を転換。特に票が割れやすい東京選挙区においては、候補者を一本化することで政策メッセージの明確化と支援体制の強化を図る狙いがある。
同党関係者によると、「政策はぶらさず、現場経験を重視した候補を一本立てすることが現実的」と判断したという。選挙戦では、SNSを活用した情報発信や街頭演説の機動力を活かして、既存政党との違いを明確にしていく構えだ。
無所属での出馬となる吉沢氏は、政党の組織力を持たない分、個人の発信力と現場経験に軸足を置いた選挙戦を展開するとみられている。
医療・福祉の視点を政策に反映できるか
吉沢氏が打ち出す政策の柱には、医療提供体制の地域格差是正、薬剤師による健康支援の拡充、高齢者福祉とジェンダー課題の融合がある。薬剤師としての活動を通じて、高齢者の孤立や介護との接点などにも課題意識を持っており、「制度を変えるには現場からの声が必要」と繰り返している。
今回の出馬で、厚生労働分野に関心を持つ有権者や医療従事者の一部から支持を集める可能性がある一方、無所属での出馬という制約の中で、どれだけ支持層を広げられるかが勝負の分かれ目になる。
また、幸齢党は「シニアと現役世代がともに幸せに生きられる社会」を理念に掲げる比較的新しい政治団体であり、吉沢氏の政策がそれにどう連動していくかも注目される。